こんにちは。
カラオケボーカルトレーナーのYUKINOです。
今回は、音痴に悩む人に向けた内容を書いていきたいと思います。
音痴とその原因とは?
『私は音痴なので人とカラオケに行くことが苦痛です・・・』という声をよく聞きます。
また、過去に人から音痴だと言われたり、笑われたなどの経験から、自分は音痴なんだと歌うことを避けてきた人もいます。
では、このような人たちがどのようにすれば、コンプレックスを克服できるのでしょうか?
音痴というのは、音が取りにくい、正しい音がわからない、音がずれてしまうなどの状態を指します。
音を正しく取ることは、楽器でいえば音の調整をするチューニングのようなものです。
ギターでは、チューナーというもので、正しい音を合わせていきます。
ピアノでも調律という技術で音を調整します。
人間の声の場合は、声帯で音の高さや低さを調節しています。
そのため、ギターのように音を出しながら、正しい音と合わせていくのです。
必要なものは、正しく調律されているピアノやキーボードです。
そして、最も重要なことは声を出す人の耳です。
人は耳で音を聞いて、高いのか低いのか判断します。
音痴の人は、その聞き取りが苦手なのです。
そのため、正しい音と、自分が発する音が一致しているのかがわからない場合や、正しい音と自分の発する音がズレているのはわかるが、どちらが高いのか低いのか判断がつかないというパターンです。
ただ、ボイトレ自体が初めての人だと、意外とピアノの音と合わせて声を出すことに戸惑う人もいます。そのような人は慣れれば、すぐ出せるようになります。
歌を覚えるには、何度も原曲を聞き、音やリズムを覚えていきますが、音痴の人は原曲を聞いてもなかなか覚えるまでに時間がかかります。
また、間違えて覚えてしまう人もいます。
音痴の人の一番の原因は、耳なのです。単に耳が悪いということではなく、音を判断する際の耳の聞こえ方や感じ方が劣っている状態ということです。
つまり、これらはちゃんとトレーニングすれば必ず良くなります。
音を取る耳の力や感覚を鍛えていくのです。
音痴はトレーニングで正しく音を判断できるようになるので、諦めないでほしいなと私は思います。
音痴とメンタルの関係とは?
ここまで、音痴の原因の直接的なことをお伝えしましたが、実はあと一つの原因はメンタルといっても過言ではありません。
メンタルとは、心の部分のことです。
以前に、歌とメンタルという記事を書きましたが、歌が好きな人と歌が苦手だという人では、同じレッスン量でも上達のスピードが変わります。
歌が好きな人の方が、すんなりと身体に歌が入っていくので、ある意味歌う身体と心がすぐ整います。
しかし、嫌いな人や苦手が強い人の場合は、心でまずシャットアウトしているので、なかなか声を出すことにも力が入りますし、身体もがちがちに硬いです。
心が歌に影響するのです。
歌いたくない人が、仕方なく歌わざるを得なくなったらどうですかね?
声を出すのも嫌ではないですか?
歌うのは人に裸を見られるぐらい恥ずかしいと言っていた人がいました。
確かに歌が苦手な人はこのぐらい嫌なものなのです。
でも、その苦手意識が少しでも、何かのきっかけで薄まれば、また変わりますよね。
何かのきっかけとは、例えば苦手な歌を習い始めたとして、少しずつ音が取れるようになり、歌えるようになったなどです。
ここで、私自身の経験談を少しします。
私は、歌うのは好きですが、ダンスが苦手です。でも踊れたらかっこいいだろうなという憧れがありました。
そんな私が、教室の発表会でダンスをすることになったんです。
生徒さんたちとあるダンスグループの曲を披露することになり、苦手なりに動画を見たりして何度も練習しました。
ただ、私はものすごく身体が硬いので(笑)しなやかなダンスとは程遠い感じで、どこかぎこちない動きでした。
でも、身体というものは不思議ですよね。練習すれば覚えていきます。上手いかどうかは置いておいて、それなりになるものです。
できるようになると楽しくなるんですよね。
もちろん恥ずかしさはありますが、そこは歌と同じで世界に入り込めば=集中すれば問題ありません。
ということで、苦手なものでも、練習することで覚えていき、次第に心の部分も解放されていきます。
歌が苦手な人や音痴で悩む人は、最初の一歩としてボイトレに通ってみてください。
声はいつからでも磨くことができます。
Soulfulカラオケ教室では音のレッスンも可能です。
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