こんばんは。
カラオケボーカルトレーナーのYUKINOです。
最近、暑かったり涼しかったり、季節の変わり目を感じますね。
そんなときは、喉のコンディションにも影響が出てきたりします。
うがいや、水分補給をしっかりして喉をケアしましょう。
今回は、前回書きました
の2を書いていきたいと思います。
歌を歌うときに上達しやすい人と上達を邪魔する心の状態とは?
歌を歌うことは、楽しいという人もいれば、できれば歌いたくないという人もいます。
歌が楽しいという人は、たとえ人前で歌うことになっても緊張はするものの、そこまで歌にメンタルの状態は響かないでしょう。
しかし、歌が嫌いな人や、苦手意識が強い人ほど、人前で歌うことに対して抵抗がある人が多いです。
なぜなら、歌が嫌いというのは、上手く歌えないことを自覚しているから。もしくは、昔、誰かの前で歌って、音痴だといわれたことがあるなど、歌が好きではない何らかの原因があります。
私がこれまでに多くの生徒さんの声を聞いてきましたが、やはり歌に対し苦手意識がある人が多く、その理由の中には、自分で下手だと思い込んでいるパターンと、過去に人から指摘を受けたことがトラウマになっている人も意外と多いです。
純粋に歌うことが好きな人なら、多少の苦手意識があっても、ボイストレーニングを続けることで、声が出るようになり、歌えるようになるので、苦手意識が薄れていきます。
すると、いつのまにか歌を歌うことが楽しくなり、歌うことに自信が出てくるので、人前で歌っても、上手くいくのです。
なぜなら、メンタルがとても良い状態だからです。つまり、楽しいと思うことが、上達には必要不可欠なのです。
では、逆に上手くいかないパターンというのはどういうメンタルの状態なのでしょうか?
歌うことが苦痛になってしまうメンタルに陥りやすい人の特徴
歌うことに対して苦手意識がある人でも、歌が好きな人であれば、割と上達することが早いのですが、歌が嫌いという人はなかなか難しいものがあります。
過去に、歌があまり好きではないという小学生の女の子を担当していたことがありました。
その子は、お母さんに連れられて、厭々レッスンを受けていたのではないかな?と思うぐらい、全く楽しくなさそうでした。
きっと歌うことはあまり興味がなかったのでしょう。
例えば、想像してみてください。
あなたが小学生だったとして、好きではないこと(水泳、ピアノ、習字、バレー、などの習い事)をお母さんに強制的に連れられて、やらなくてはいけないとなったらどう思いますか?
楽しくはないですよね?
むしろ、面倒くさいなと思うでしょう。
しかしながら、意外と小学生くらいの子は、習い事をお母さんの要望により、受けていることが多かったりします。
教える側のこちらとしては、どんな事情であれ、せっかく通ってきていただいてるので、歌を好きになってもらいたいですし、何とか歌の楽しさを伝えようとレッスンを心がけています。
その女の子は、とにかく無表情で、レッスン中もほとんど無反応で、最初は困りましたが、どうにか何でもいいから笑って欲しいと思ったのです。
歌はメンタルが大事です。
もしかしたら、その女の子が人見知りで緊張しているのかもしれないし、ただ歌を歌わされているだけだと思っているかもしれない、いろんなことを考えました。
結果、私は歌の話ではなく、学校の話をその女の子に聞いてみることにしました。
すると、全く無表情だった子が少しだけ笑ってくれたのです。
歌はメンタルが大事ですが、まずは、歌うよりも心を開いてもらうことが大事だと気づいた瞬間でした。
歌に興味がないのに、延々と無理に歌の話をしても全く響かないのです。
それよりも、その人の興味があることについて掘り下げていく方が、その人の心をほぐすことができ、結果歌うことにつながっていくのです。
歌ではなく、学校の話をしてからは、徐々に打ち解けていくことができ、歌のレッスンも変化しました。無反応だった子が、しっかり歌と向き合ってくれるようになりました。
このように、歌があまり好きではない人が、歌を上手く歌うためには、歌が好きな人よりもより心の状態が影響してくるので、まずは心を解放していきましょう。
歌が歌えなくて嫌いだという人は、歌が歌えたら間違いなく楽しくなり、好きになるでしょう。
ただ、好きになるまでに最初から好きな人よりは、時間がかかります。
上手く歌おう、とか音を外したら恥ずかしい、などの気持ちは歌を歌うときに邪魔するメンタルなのです。
人は、~してはいけないとか、~するべきだということを考えると、途端に体中に力が入ります。
なので、歌うときは特にリラックスした状態が必要なのです。しかし、緊張はつきものです。
じゃあどうしたらいいの?と思いますよね。
答えは、頭で色々考えてしまうよりも、歌うことを楽しむ、その曲の世界に入ることが最も大事なのです。
一言でいうと、集中することが重要なのです。
なので、歌に対して苦手意識がある人は、まずは歌うことを楽しむことから始めてみてください。
そうすることによって、心が良い状態になり、いつの間にか歌が上達していきます。
楽しいことが、上手くなるコツなのです!!
私は、そんな歌にコンプレックスを持っている人を少しでも歌が楽しいと思ってもらいたく日々のレッスンを行っています。
ご興味のある方は、ぜひ体験レッスンを受けてみてください。