こんにちは。
カラオケボーカルトレーナーのYUKINOです。
2020年始まりましたね。
今年も不定期ではありますが、ブログを更新していこうと思っています。
歌の内容を中心に書いていますが、音楽全般に関わることなど幅広くやっていきます。
早速、2020年一発目の内容は・・・?
テーマは結婚式です!
実は、私、ボイストレーナーの傍ら、某有名ホテルで音響の仕事をしていました。
なぜ、音響?なぜブライダル?と疑問に思う方もいるかもしれませんが、歌うことが好きな私ですが、そもそも音が好きなので、音響という仕事にも興味がありました。
音響の仕事って、最もポピュラーなのはライブ会場のPAミキサーだと思います。もしくは、レコーディングスタジオのスタッフも音響機器を扱うミキサーです。
私は、専門は歌なので、音響の知識は勉強していませんでした。
PAミキサーになるには、専門の知識が必要で、何年も見習いとしての修行も必要です。
ただ、音響といっても、結婚式の音響は比較的入りやすい業界でした。
ライブやレコーディングでは歌を届けるために、機械を操作する繊細な音響技術が必須ですが、結婚式の場合は歌ではなく、ほぼ会場内でかけるBGMがメインなので、そこまで知識は必要ではありません。
とはいえ、マイクを扱いますし、プロの歌手ではないですが、一般の人の歌や楽器の演奏で音を作るので、ある程度経験が必要になります。
そんな音響経験のある私が、これまでに見てきた結婚式余興で思ったことをもとに、定番おすすめ曲の紹介や、歌い方など音響目線でお伝えしていこうと思います。
結婚式余興で歌う定番の人気曲とは?
皆さんも、一度は結婚式に参列したことがあるかと思いますが、余興と呼ばれる時間がありますよね。大体は新郎新婦の会社同僚や、友人一同の余興がほとんどです。
スピーチのみの余興もありますが、最近はみんなで歌ったり踊ったり、劇をやったり、DVDを流したりと様々です。
そんな中で、最も定番の余興は歌うことだったりしますが、いざ一人でもしくは仲間と歌う際、何歌おう?って思いますよね。
一人で歌う場合のおすすめ曲と、グループで歌う場合のおすすめ曲をご紹介します。
結婚式余興 一人で歌うおすすめ曲
1 糸 中島みゆき
この曲はかなりの確率で歌う人が多い定番曲の一つです。
新郎が新婦に向けて歌うというのも何回か見たことがあります。もちろん、友人や会社の仲間として歌うときもおすすめです。
ただ、この曲はDVD映像の時に流すBGMとしてもよく使われるので、かぶらないように気を付けた方が良いかもしれません。
男性でしたら、ミスチルの桜井さんのバージョン(Bank Band)でも良いですね。
また、デュエットとしてハモリを入れて二人で歌うのも面白いと思います。
2 家族になろうよ 福山雅治
この曲もとても人気の曲です。花束のシーンでもよく使われるほど、結婚式の定番曲となっています。
余興で歌うのも良いと思います。比較的、音域も高すぎないので、歌いやすいと思います。男性におすすめです。
3 Butterfly 木村カエラ
この曲は、結婚式のBGMのリストに必ず入っている人気曲です。明るいサウンドなので、女性が歌うと良いですね。
ゴリゴリのバラードよりも、ちょっとポップなところも比較的歌いやすく、人気なのかなと思います。
4 未来予想図Ⅱ Dream come true
誰もが知ってる人気曲です。しっとりとゆったりと歌う壮大なバラードです。
歌詞もメッセージ性が強いので、歌うだけでも充分気持ちを伝えられる曲です。
新郎新婦の涙を流す姿が想像できます。
結婚式余興 二人以上で歌うおすすめ曲
1 Love Forever 清水翔太×加藤ミリヤ
男女で歌うならおすすめがこの曲です。程よいリズムで明るいサウンドで歌いやすいです。
2 てんとう虫のサンバ チェリッシュ
70年代の有名曲で、結婚式の定番として長く使われている曲です。結婚式ではご両家の親族の方々も参列するので、このような曲をチョイスするのも受けがいいと思います。むしろ、最近の曲ばかりだと聴いている参列者も知らないなぁという風に思われます。
3 ホール・ニュー・ワールド ディズニー
ディズニー好きの新郎新婦におすすめですし、男女で歌うのがおすすめですが、女性同士で歌うのも良いかもしれません。幻想的な雰囲気が作れると思うので結婚式にぴったりです。
4 バンザイ ウルフルズ
この曲もとても人気の定番曲です。一人で歌うのも良いですが、グループでにぎやかに歌うのもおすすめです。会場の雰囲気が一気に明るくなること間違いなしです。
5 あ~よかった 花花
女性二人組で歌うならおすすめの曲です。明るいポップなメロディで、ハモリもあり、盛り上がると思います。
まだまだたくさんの曲がありますが、定番の曲は何年たっても人気で、たくさんの人が歌っています。
では、実際ここからは、いざ歌うことになった人のための、歌う際のポイントを音響経験ありの私がレクチャーしますよ。
余興で歌を歌うときの歌い方と気を付けること
まず、余興で歌うことになったら、結婚式本番までに曲を決めて、カラオケ音源を会場に渡しますが、新郎新婦に預けるパターンがほとんどだと思いますが、すべきことは曲決めと音源の用意ですね。
音源は、CDを指定される場合が多く、会場によってはipodなどをつなげることもできるかもしれませんが、私のいたところでは基本CDかMDでした。
MDって最近ほとんど使わないですよね。
大体の人は、パソコンからカラオケ音源をCD-Rに焼くと思います。
ちなみに、カラオケ音源は、ビックエコーやカラオケ館などでカラオケCDプレスという録音できるサービスを使えば、カラオケ音源のみを3曲ゲットできます。
詳しくは過去に書きました記事にて
結婚式本番は、挙式参列後に、控室に通されますが、余興出演者は披露宴が始まるまでの短い時間に、会場に先入りし、リハーサルを行います。
このリハーサルで、実際にマイクを使って音響スタッフが音を出すので、合わせて歌うことができて、この時間で確認するのです。
音響スタッフとしても、どのタイミングでカラオケ音源をかけるのか、マイクは何本必要か?など確認することがあります。
歌う側も、実際の音を出してもらい、音の聞こえ方やマイクで歌うときの聞こえ方など確認できます。
いきなり、本番で歌うというのはほぼないと思います。
このリハーサル時に音が聞こえにくいとか、不具合があれば遠慮なく音響スタッフに伝えましょう。
実際、私も余興の歌うお客様に、もう少しエコーをかけてほしいとか音量を上げてほしいなどリクエストされたことがあります。
ここで、注意してほしいことがあります。
リハーサル時に聞こえる音と、本番の音が若干聞こえ方が変わるということです。
それは、リハーサル時は人が少なく、会場スタッフしかいません。
つまり、人が少ない=音がよく響く=音が大きく聞こえる
実際は、人数は様々ですが50人から多くても200人ぐらい入る会場もあるので、断然人の数が増えるわけです。
そうなると、人口密度が増える=音が吸収される=音が小さく感じる
このような現象が起こるのです。これは、ライブ会場で歌うときも同じです。
このことを踏まえると、リハーサル時に音が大きくて恥ずかしいなと感じたとしても、本番はもう少し音が小さくなるので、場合によっては結構声量が必要かもしれません。
また、会場が必ずしもシーンとしているわけでもなく、がやがや賑やかな場合は、音量も必要なのです。
とはいえ、その点は音響スタッフが、歌う人の声のボリュームとカラオケ音源の音量を調節しますので、心配はいりません。
ずっと同じボリュームのままほったらかしということは私はしませんでした。
なぜなら、微妙に音量が曲により変わるからです。
ただ、音響として歌う側の方にやめてほしいことがありました。
それは・・・
1 マイクを入ってるか確認するためにボンボンたたくこと
音響経験者ならわかる~っていうほどあるあるですが、マイクはとても繊細なもので、たたくと壊れてしまいます。よく、カラオケでもマイクをボンボン叩く人がいますが、特にホテルやライブ会場でのマイクではやめましょう。
マイクは繊細ですから。
音響スタッフは、声などの音を出さずにマイクが入っているか確認するときは、マイクを爪でがりがりとこすることで、ミキサー卓で反応がきて確認することができます。
2 マイクの上部をもって歌うこと
マイクの上部とは、マイクの網の部分のことです。通常は、マイクの棒の部分を持つと思いますが、たまにマイクの丸い部分(ボディの部分)をつかんで歌う人がいるのです。
このように持ってしまうと、正しく収音ができず、音がこもったり、雑音も入るのでやめましょう。
3 マイクから離れすぎている
これはグループで歌う人たちに多いのですが、グループで皆ハンドマイクで歌うなら、マイクから極端に離れることはありませんが、ホテルなどの会場の場合は、無線マイク(ワイヤレスマイク)の数に限りがあるので、大人数の場合は、有線マイクでさらに一人一本用意できないと、スタンドマイクで二人で一本ということがあります。
すると、皆さんかなりの確率でマイクから離れたところで歌うのです。
できる限りはマイクの音量を上げることができますが、マイク本数が多い場合は、ハウリングを起こすこともあるので、とても難しいのです。
結果、皆で歌っていても声がマイクにあまりはいっていないという事態が起きます。
マイクとの距離には気を付けた方が良いです。
以上が、結婚式余興で歌う定番の曲と歌い方でした。
結婚式はお祝いの場なので、歌い方というよりも気持ちを込めて歌うことが一番喜ばれます。
Soulfulカラオケ教室では、結婚式の歌のレッスンも可能です。
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