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カラオケが苦手な人も楽しく上手くなれる!カラオケボーカルトレーナーYUKINOのSoulfulなボイストレーニングブログです。

発音と歯並びの関係

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こんにちは。

カラオケボーカルトレーナーのYUKINOです。

 

すっかり寒くなってきましたね。乾燥しやすい季節になってきました。

皆さん、風邪にはお気を付けください。

 

さて、今回は前回の声がこもりやすい人のための記事の続編のような内容をお伝えしたいと思います。

 

www.karaoke-soulfulvoice.com

 

前回の記事で、私が矯正をしたときの話をちらっとしましたが、歯並びというものが発音と大きく関係しているので書きたいなと思ったのです。

 

歯並びが悪いことや舌の動きが悪いことも発音に影響があるのですが、歯並びが気になる人は意外といるのではないでしょうか?

 

そんな人は参考にしてみてください。

 

 

歯並びが悪いことで起こる発音の問題とは?

 

 

声を響かせるためには口の中の空間を作ることが重要だと前回の記事で言いましたが、その口の中の空間を作るにも、歯並びが悪いことである一定の母音や子音が発音しにくくなるのです。

 

例えば、お笑い芸人さんの三四郎の小宮さん。毒舌で面白いキャラですが、小宮さんの話し方は歯並びが影響していると思います。番組で歯を変えた?というか何かメンテナンスをしたようなことを話していました。その前までは歯から空気が抜けるような発音でしたがだいぶ改善されたようです。

 

歯並びではありませんが、舌の手術をしたと公言されていたロッチのこかどさんもだいぶ発音がよくなりましたよね。

芸人さんや、俳優さん、アナウンサーなど人前で話す仕事の人は、特に歯並びや舌って重要なものだなと思います。

 

歯並びが悪いことで、起こる弊害というのは、何と言っているのか相手に伝わりにくいということです。

 

ここで、私が経験した歯並びの話をします。

私は、特に発音が気になるほどの歯並びだったわけではなく、下顎の(下の歯列)前歯が一本だけ内側に引っ込んでしまい、でこぼこしてしまい、その一本を前に出すために矯正をしました。

でも、なぜそろっていた前歯が崩れてしまったのかというと、これが皆さん経験するであろう親知らずの仕業です。

 

親知らずが、20歳の頃ポンポンと次々上下の奥に生えてきました。その歯がどんどん元の歯を押していき、前歯が行き場を失い?内側に入ってしまったわけです。

 

全体的に歯列が内側に倒れるような感じになり、通常はU型のアーチを描くはずの歯列が私の場合はV字のような歯列になってしまったのです。

 

下だけでも良かったのですが、ついでに上顎の歯列もワイヤーを入れました。

 

つまり、私の口の中では、ただでさえ狭い空間が親知らずにより、さらに狭くさせていました。

発音上は特に問題は感じませんでしたが、かみ合わせが悪いとは思っていたので、ワイヤーが入り、急に変わったのを覚えています。

 

矯正をしたことがある人はわかると思うのですが、ワイヤーが歯の上に装着されると、歯が常にワイヤーの力により押されています。(これが何とも言えない鈍い痛みなんです・・・)

そして、日に日にワイヤーの力により、歯並びが変わっていきます。

 

前回も書きましたが、サ行が発音しにくくなりました。サ行が苦手な人も意外といると思うのですが、サって子音がSなので、息が抜ける子音の特徴があります。

さしすせそって言ってみると、まず息が先に出ます。

 

歯並びが悪いと、このサ行が苦手な人が多いです。

歯と歯の間から空気が出ていき、舌を滑らかに動かすことも難しくなるのです。

 

なので、歌の中でサ行の高音の部分があると非常に歌いにくいのです。

 

 

次に母音のイです。

 

イというのは、笑うように口を横に広げて、口の中を狭くして発音しますが、ワイヤーがあることでなぜかイがとても言いにくかったです。特にシは、かなり言いにくかったですね。

 

ワイヤーは裏ではなく表側に着けていましたが、それでも違和感でしたね。歯の裏側にワイヤーだと人から見たときに一見ワイヤーが見えないので見た目はいいのですが発音しにくくなるデメリットがあります。

 

教える仕事をしている私は常に話すので、発音しにくいのは困るため、見た目よりも発音重視で表にしました。それでも、少し発音しにくかったので、歯並びというのはすごく影響するんだなと思いました。

 

ということで、歯並びが悪いことで声がこもりやすくもなりますし、発音がしにくくなることがわかりました。

そのため、もし、発声練習をしていても何か改善されない人は、自分の歯並びがどうか見てみるといいかもしれません。

とはいえ、矯正は安くないですし、期間もお金もかかります。

 

多少の歯並びの悪さなら、別の方法で改善されることもあるので誰しもおすすめはしませんが一つの手段として参考にしてもらえたらと思います。

 

親知らずを抜いた時の話

 

 

ここからは、完全に私個人の体験談を・・・

矯正を始めるにあたって、抜歯というものが必要になるのですが(歯を動かすためのスペースを空けるため)、私の場合は二度目の矯正だったこともあり(小学校のときに矯正していました)、抜ける歯がなかったのです。

 

しかも、元々の歯の本数もなぜか少なく、抜歯はできずに、考えられた方法は下顎の前歯を崩す原因となった奥の親知らずを抜くことでした。

その親知らずは、いわゆる普通にまっすぐ生えた親知らずではなく、一部分が歯茎に埋もれて横から生えている厄介な歯だったのです。

 

その歯を抜くことになり、普通の生え方ではないので、口腔外科で歯茎を切開して抜くという大掛かりな抜歯でした。

 

親知らずを抜いたことがある人はわかるかもしれませんが、抜く時よりも抜いた後の方が腫れたり痛みが出てきたり、大変ですよね。

 

私は、抜いた翌日、変な体調不良に陥りました。レッスン中だったのですが、急に冷や汗みたいなのが噴き出てきて、急に気持ち悪くなるという謎の症状でした。多分、熱が出ていたのでしょう。

 

そして、しばらくは片方の歯で食べていたので、抜歯をした方の顎が痩せました。かみ合わせは大事ですが、一時的に片方ばかり使う生活でした。

 

当時は自身のボイトレも定期的に通っていて、洋楽を練習していたのですが、英語の発音がやはりしにくかったですね。

そして、親知らずを抜いてから、ワイヤーが着き本格的に始まったのですが、その頃にメンタルも変わってしまい・・・第二のスランプに突入しました。

 

第二の?というのは、第一のスランプは専門学校時代です。歌うことがつまらなくなったのです。

第二のスランプはこの矯正がきっかけとなり、歌うことがつまらなくなりました。

やはり、元気があれば何でもできる!という名言は本当です。当時の私には歌う元気がなかったのです。

なぜなら、物理的に口の中にワイヤーが入り、発音しにくくなり、食べることもしばらくはできず(特に親知らず抜歯後は柔らかいものしか食べられず・・・)

そんな状態で身体も心も元気がなく、歌うことをしばらくやめたのです。

 

勉強のために習っていた自分のボイトレもやめて、しばらく歌うことから離れました。

 

教える仕事はずっと続けていましたが、自分の歌はやめたのです。

でも、歌うことってつくづく心が元気じゃないと難しいんだなと思うのです。

プロの歌手も長期活動休止する人もいますよね。

 

何らかの要因があるのだと思いますが、歌を作ることに煮詰まったとか、歌以外の世界を知りたいとか、様々ですよね。

 

私は、メンタルが大きく影響しているのではないかと思います。

 

歌うこと=心の解放だと思っています。

 

歌うことができるのは、身体が健康であることが大前提で、心も健康であることです。

よく考えてみたら、ふんふん~って鼻歌がつい出てしまうときって何か良いことがあったり気分が上がっていませんか?

 

歌いたい!っていう思いは、心が豊かな証拠です。

魂を歌うのです。

 

な~んて、私の勝手な持論を語ってしまいましたが、そんな発音と歯並びの関係はとても重要であり、時には私のように歌うことにも影響することもあるというお話でした。

 

矯正って痛いんですよ。本当に! 慣れれば、普通にごはんも食べられますが、慣れるまではお肉とか噛み切ることも大変ですし、ワイヤーがとれないようにお餅も食べれないです。ガムやキャラメルも禁止です。

ワイヤーを繋いでいる白い装置に着色するという理由で、大好きなカレーもワイヤーを変える歯医者の前日にしか食べられません(笑) カレーは月一の楽しみとなるのです(笑)

 

そんな不便で地獄のような矯正の体験談でした。

 

 

 

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