こんにちは。
カラオケボーカルトレーナーのYUKINOです。
雨ですね。湿気もあると暑さも倍増ですが、喉には優しい湿気です。
さて、今回はカラオケあるある第二弾!!
皆さんは、カラオケでしっとりしたバラードを歌うときにこんなことを思ったことはありませんか?
「最初が静かすぎてアカペラで歌っているみたいで恥ずかしいな」
「バラードって歌が上手い人が歌うイメージだよね」
「この曲、すごく好きなんだけど、長いんだよなぁ・・・」
などなど。
バラード曲を歌うことは、それなりの歌唱力が必要であり、いろんな歌のテクニックが使われているので、難しいと言われています。
しかし、歌が上手くなりたい!と思っているそこのあなた!!
ぜひ、バラード曲を練習してください。
難しいですが、バラード曲は歌が上手くなる要素がたくさん入っているので、バラードを歌うことで歌唱力を上げるトレーニングにもなるのです。
筋肉を付けるときは、ある程度の負荷を体にかけて、筋肉を大きくしていきますが、歌もそうです。
歌う=声帯の筋肉を使う+体を使う
そのため、筋肉を付けるために、ある程度訓練が必要なのです。
最高のパフォーマンスをするには、自由に動けるしなやかな筋肉が必要なのと同じく、声帯の筋肉を鍛えることで、思うように歌えるようになります。
前置きが長くなりましたが、バラードは静かで、歌いにくいという壁を壊してバラード達人になりましょう。
バラードを歌うときに意識したいこと
では、さっそく本題です。
まず、何を意識して歌えばいいのか?ということですが、一つ一つ細かくチェックしていきましょう。
1 呼吸
バラード曲は、アップテンポの曲よりも長いことが多いです。最近の曲は特に昔の曲よりも、言葉が多くなり、サビが何回も繰り返されるので、5分超える曲もあります。
以前、私が教えていた中学生の女の子は、西野カナのバラードをよく歌っていましたが、ほぼ5分越えの長い曲ばかりでした。
後半は、サビのリピートなので、まるでランニングの最終コーナーを走るごとく、息切れしそうな彼女を毎回見ていました(笑)
それだけ、ハードなのがバラードですが、これは呼吸がカギとなっていきます。
ランニングのようだと例えましたが、まさに歌うことは走っているようなものなのです。
あなたは、走るときに何を意識しますか?
まず、どのくらい距離があるのか?そのうえで、どのくらいの速さで走るかペースを考えませんか?
そして、何より忘れてはいけないのが、呼吸ですよね。
呼吸をしなければ、走れませんよね。しかも、普段の呼吸よりもかなり深い呼吸です。
歌も同じで、まずはその曲の長さを聴いて、あとは自分が歌う声量などをコントロールしていきます。
深い呼吸が必要になるのは、道のりが長いからです。
歌が長い=声を出す時間が長い=息を吐いている時間が長い
つまり、声を長く伸ばしたり、声を保つためには、息を長く吐いていられるように呼吸が必要なのです。
Aメロの部分はまだゆっくりで、息を吸う間が長いのでそんなに急いで息を吸わなくても大丈夫ですが、サビになるとバラードでも意外と、歌詞と歌詞の間が短く、速いので息を吸うタイミングや、吸い方が重要となります。
腹式呼吸については以前に挙げたカラオケボイストレーニング呼吸編に書いてあるので参考にしてみてください。
2 ピッチ
続いて気を付けるポイントは、ピッチ(音程)です。
タイトルの通り、バラードは静かで歌いにくいということですが、
静か=自分の声がよく聞こえてしまう
ということです。
なので、それを上手く利用すれば、自分の声をよく確認できるので、音を確実に出すように練習しましょう。
特に、Aメロは静かなので、カラオケの音楽とスピーカーから聞こえる自分の声をよく聞いてみましょう。
自分では、よくわからない!という方も多いです。録音してみることもおすすめです。
呼吸や音が合っているのかという判断は、意外と独学では難しいので、トレーナーについてレッスンするのが一番確実で手っ取り早いです。
バラードは静かで緊張してうたいにくいと歌うことを避けている方は、ぜひバラードを練習してみてください。
バラードの歌い方などは下記の記事にも書いてあります。
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