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歌い方テクニック~②ウィスパーボイス

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こんにちは。

 

毎日毎日、寒いですね。インフルエンザやノロウイルスが流行っているようですが、体調管理には気を付けたいものです。

 

さて、今回は前回の歌い方テクニックの第二弾で、ウィスパーボイスについてお伝えしていきたいと思います。

 

ウィスパーボイスって何?という人も、歌が上手くなりたい人もおすすめのテクニックですので、参考にしてみてくださいね。

 

ウィスパーボイスとは?

 

 

ウィスパーを日本語に訳すと、です。

その名の通り、息をたくさん含んだ声が、ウィスパーボイスと呼ばれるものです。

多くのプロシンガーの方が使っているテクニックで、例えば、男性ですとEXILEのATSUSHIさんや、女性ですと、JUJUさんなどいろんな方がこのウィスパーボイスを使っています。

 

声は、しゃべっているときの声と、歌っているときの声では、息の量が違います。歌うときの方がより息を使います。

そのため、呼吸も腹式呼吸で行います。しゃべるときにはそこまで息を使わないので、胸式呼吸で十分です。

 

なので、歌うときには、息を自然と使っているのですが、特にウィスパーボイスを使うことで以下のようなメリットがあります。

 

ウィスパーボイスを使うとこんな効果がある!

 

 

1 声に厚みが出る

 

2 声に表情が出る

 

3 声が立体的に聞こえる

 

4 サビとのメリハリがつく

 

このような色々なメリットがあるのです。

まず、声に厚みが出るとは?どういうことかと言いますと、単に出した声は、普通のしゃべり声のような薄くて平たい声です。

 

息を吐きながら、同じように声を出すと、普通に出すよりも声が厚くなります。声が太くなったという感覚を得られるでしょう。

マイクで歌うとより実感できます。息を吐くってどれぐらい?という目安ですが、マイクに息だけを吐いて、息の音がちゃんとマイクに入り、吐いた音が聞こえるぐらいです。

 

思っているよりも、息を吐きだしてみてください。

 

そして、次に2番目の声に表情が出るということですが、声に息が乗っていると、平たい声に比べて感情が入ります。

 

例えば、仕事が終わり、すごく疲れて家に帰ってきたときを想像して、大きく息を吐きながら

「はぁ~疲れたぁ~」

と言ってみてください。

 

どうですか?

これが声に息が乗っている状態なのですが、普通に

はぁ~疲れたぁ

というよりも、気持ちが入っていると思いませんか?

 

セリフを棒読みするのか、感情込めてセリフを言うのかという違いです。

 

歌は、ただ歌詞を棒読みするように歌うのでは、全く感情が相手に伝わりません。

息が声に乗ることで、歌詞が生きて、まるで会話しているかのような臨場感を生み出すのです。

このウィスパーボイスは、主にバラード曲で使われることが多いですが、感情の種類で表すなら、「切なさ」「寂しさ」

イメージなら、「色っぽい」「哀愁ある」

など、ウィスパーボイスを使うことで、一気にその人の世界観や、歌の良さを引き出すことができます。

 

例えば、CHARAさんは、独特の世界観を持つアーティストですが、彼女の声はほぼ息で、声よりも息の割合が多いように聞こえます。ささやいて歌っているような、儚い印象があります。

 

それが、CHARAさんの歌い方であり、個性なのです。

 

息は、誰しもが使って歌っていますが、その息の割合が多いか少ないかで声の印象が変わります。多ければ、優しい声に聞こえます。少なければ力強い元気な声に聞こえます。

 

なので、このウィスパーボイスをテクニックとして持っていれば、曲により多く使ったり調節できるのです。

 

では、声が立体的に聞こえるということですが、声に厚みがでるということと同じです。

普通に出すと、細い声が息を乗せることで、声に厚みが出来て立体的な声になります。

よく、自分の声はのっぺらぼうみたいで、なんか上手く歌えないという悩みを聞きますが、これこそ息をうまく使うことで解消されるのです。

そして、最後に、サビとのメリハリがつくということですが、どんな曲でも、サビに入ると音も高くなり、盛り上がります。サビなのに、ずっと小さく歌うことはほぼありません。

そのため、サビは最大の聞かせどころであり、メインなのです。

しかし、声を普通に出して、しゃべるように歌ってしまうと、サビになったときに、たいして変わりなくそのまま歌ってしまう人が多いのです。

結果、どのように聞こえるのか?

 

全体的にメリハリのないのっぺりした印象の歌に聞こえるのです。

では、ウィスパーボイスを上手く使うとどう聞こえるのか?

最初のAメロは、息が多くささやいているような声で、優しい声で曲によっては切なく聞こえます。

そのまま、Bメロに入ると、徐々に声が強くなり、サビに向かって盛り上がります。

そして、サビで声を出し切ることで、最初の優しい声から一変、力強い迫力のある声へと持っていくのです。

 

例に出すと、石川さゆりさんの天城越えです。

最初は、静かに歌っていますが、徐々に声が強くなり、サビで高音とともに迫力のある声となります。

 

特に演歌は、感情を歌詞にのせてメッセージ性の高い曲が多いので、このようなメリハリがとても大事なポイントなのです。

 

ウィスパーボイスはこのような様々なメリットがあり、歌が上手くなる重要なテクニックです。

自分の歌にいまいち納得がいかない方や、もっと表現力をあげたいという方はぜひ、練習して自分のものにしましょう。

 

 

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