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カラオケあるある~その4「高い声を出した後に低い声が出にくい!」

 

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こんにちは。

 

カラオケボーカルトレーナーのYUKINOです。

今回は、カラオケあるあるの第4弾です。

 

カラオケを歌っていて、こんなことありませんか?

 

高い曲を歌ったあと、次の曲を歌うときの出だしが低くて、声がかすれてしまったり、出ない状態・・・

 

これにはちゃんと原因があり、トレーニング次第で解決できます。

 

まずは、原因から見ていきましょう。

 

高い声を出した後に低い声が出にくくなるのはなぜ?

 

 

サビは、どんな曲にも高い音がよく出てきますが、高い音を出しているときの声帯の動きってどうなっていると思いますか?

 

声帯は、目で直接見ることが出来ず、普段、意識することはほぼありません。

しかし、声帯は私たちが声を出すために必要不可欠なものです。

 

ギターでいうなら、弦の部分が声帯なのです。音を高くしたり低くするのを調節しているのが声帯です。

 

声帯の仕組み

 

 

では、ここで少し、専門的なお話をします。

声帯で音が調節されるのですが、声帯は声帯の周りに筋肉がたくさんあります。

声帯そのものは二枚の薄い襞で、開いたり閉じたりしているのです。

 

開くときは呼吸をしているときで、閉じているときは声を発しているときです。

声を出すときには、息を吐くことで息が声帯にあたり、二枚の襞が振動します。

 

つまり歌うときは、この二枚の襞(声帯)が閉じることにより、振動して声となり、息を吸う時に開きます。

 

そして、肝心の音の高い低いについてですが、この二枚の襞は粘膜でできていて、ゴムのように伸縮します。

 

声帯を実際に見たことがある人はわかると思いますが、結構面白いです。私自身、風邪で喉が腫れて声が出にくくなったときに耳鼻咽喉科で自分の声帯を見たことがあります。

 

胃カメラを入れられるような気持ち悪い感覚でしたが、貴重な体験でした。興味のある方は声帯で調べると本物の画像なども載っていると思います。

 

話がそれましたが、高い音を出すときは声帯が長く伸び、低い音を出すときには短く縮みます。

 

イメージは輪ゴムのような感覚ですね。

 

以上が声帯の仕組みなのですが、高音を出すときと低音を出すときでは声帯の長さが変わるというのが大きなポイントです。

 

高い音を出すには、声帯が長く伸びると言いましたが、長く伸ばすために働くのが声帯を動かすための筋肉なのです。

 

筋肉は主に、声を出す際に必要な閉鎖筋と、裏声を出す際や喉を開くときに必要な輪状甲状筋があります。

 

高い声が出ないという人は多いですが、これらの筋肉を鍛えることで出るようになります。

 

高い声を出すときと低い声を出すときは、声帯が伸びたり縮んだりするので、高い音ばかり出していた場合、伸びたままずっと運動しているような状態です。

 

例えるなら、運動会の綱引きで、ずっと引っ張り続けているような感じです。それをいきなり手を緩めたら・・・

 

崩れますよね(笑)

 

では、本題に戻りますが、どうしたらいいのかというと、まずは閉鎖筋と輪状甲状筋を鍛えることです。

 

声帯を伸ばしたり縮んだりするのをスムーズにするためには、これらの筋肉を鍛えることが重要です。

 

そこで、おすすめの発声練習をご紹介します。

 

高い声から低い声を交互に出す発声練習

 

 

まず、低い声を出します。続いて高い声を出します。

例えば、ドを出したら、次にソを出すなど。

最初は音の範囲を狭くして、慣れてきたら音の範囲を広くします。

 

例えば、低いドからオクターブ上のドを交互に出していきます。

 

ド  →  ド  →  ド  →  ド

 

低い音から高い音を出すときよりも、高い音から低い音を出すときの方が難しく感じませんか?

 

このような練習をすることで、声帯が伸びたり縮む運動により、筋肉を鍛えることができるので、高い声を出した後でも低い声が出るようになるでしょう。

 

 

ぜひやってみてくださいね。

 

 

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