こんにちは。
カラオケボーカルトレーナーのYUKINOです。
今回は、歌が上手い人はいっぱいいますが、プロとアマの違いや、歌が上手いというのはどういうことなのか?について書いていきたいと思います。
歌が上手いって何が基準なのか?
そもそも、歌が上手いと聞くと、皆さんはどんなことをイメージされますか?
一般的に歌が上手いといわれるのは・・・
・音(ピッチ)が正確に取れている
・リズムが良い→遅れたり早まることなくリズムに乗って歌えている
・声がしっかり出ている
・高音がしっかり出ている
などなど、音やリズム、発声などの基礎的な歌唱力をクリアしていることです。
もともと、歌が歌える人や、小さいころピアノなど楽器をやっていたことで音感が良い人なども歌が上手い部類に入るでしょう。
歌が上手くなりたいという人は多いですが、これらの基礎的な歌唱力は、練習することにより身に着けることが可能です。
よって誰でも、歌が上手くなることはできるのです。
では、ここから本題です。
プロではないのに歌が上手い人はたくさんいますが、歌が上手い人でもただ上手いだけの人と、聴いていて心を打たれるような歌を歌う上手い人ならどちらがいいでしょうか?
間違いなく後者ですよね。
では、ただ上手い人と心に響く歌を歌う人の違いとは何でしょうか?
ここで、私が感じたプロと素人の違いをまとめてみました。
プロと素人の違い
1 素人が歌う歌は、言葉(歌詞)が聞き取りにくい
プロは言葉が聞き取れる
2 素人は、リズムが悪く、のっぺりしている
プロは、グルーヴ感がある
3 素人は自分で自分の歌に酔いしれている
プロは、観てる人を引き込む
4 素人は、語尾が粗い(雑)
プロは、語尾が綺麗(丁寧)
あくまでも私が思う違いですが、一番大きく違うのは、ただ歌が上手い人は、音を正確に外さずに歌えていても、ただちゃんと歌っている感が強く、どこか感情を揺さぶられないんですよね。
要は、上手いけど上手いだけという評価に陥りやすいです。
歌が苦手で、とにかくカラオケが上手くなりたい!という人なら、上手いだけでも充分良いのですが、もしもプロを目指しているという人なら、ただ上手いだけの人から心を動かすような歌唱ができる人を目指すべきです。
では、どうすればよいのか?
心を動かすような歌い手になるために必要な事
まずは、音やリズムなどの基礎歌唱技術がクリアしていることです。
土台となる歌唱力に、装飾をしていきましょう。
最も、重要なことは、【声】です。
歌うというのは、声がすべてです。
声にも表情があります。
同じセリフでも、どのように言うかにより、印象が変わりますよね。例えば、「嬉しい」という言葉一つでも、棒読みのように言うのと、心を込めて言うのはまた違って聞こえるでしょう。
歌も、同じです。声で感情を表現できるように声色をつけることが必要です。
簡単に言うと、表現力をつけるということです。
声に感情を乗せるには、ある程度の基礎的な発声ができていないと難しいので、発声が最も重要なのです。
ただ歌が上手い人は、とにかく音を外さないように、高音がちゃんと出るようになど技術面ばかり気にしています。
いくら、カラオケ採点で高得点を取っていても、その歌が魅力的かどうかは聴く人の心に届くかどうかなのです。
逆に言うと、少し音を外したり、リズムが多少ずれていたとしても、心を打たれるような歌唱をする人もいます。
音が正しいかなんて気にならないぐらい、世界に引き込むような人です。
最近、カラオケ採点の番組で、プロが素人に負けるという場面を見たことがありましたが、採点はあくまでも機械が音やリズムなどの技術面のみを採点するのであり、プロの場合は正確性よりも、聴けばその人だとすぐにわかる歌声と、心を動かす歌唱力が素人よりも数倍優れています。
上手いなぁと思う以上に、その人の歌声が好きだなぁとか、その人の歌を聴いて何かを思い出すような、何かの情景が浮かんでくるなど、その人の歌を聴くことで何か心が動くことが、本当の歌が上手い人なんだと私は思います。
あなたは、ただ歌が上手い人になりたいですか?
それとも、聴いている人の心を動かすような歌が上手い人になりたいですか?
どちらにしても、歌は歌う人の体が楽器です。
基礎的な技術を身に着けるのも、声で感情を伝える力をつけるのも練習次第で可能です。
歌が上手い人になるには、どちらも大事です。
Soulfulカラオケ教室では、歌が上手くなるための様々なレッスンを行っています。
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