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カラオケが苦手な人も楽しく上手くなれる!カラオケボーカルトレーナーYUKINOのSoulfulなボイストレーニングブログです。

高音恐怖症からの脱却方法

 

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こんにちは。

カラオケボーカルトレーナーのYUKINOです。

 

昨晩から今朝にかけて台風が凄かったですね。

風の音はさすがに台風ともなると恐く感じます。

 

穏やかで心地よい風の音は好きなんですけどね。

 

さて、今回は、高音に苦手意識を持っている人に向けた記事を書いていきたいと思います。

 

あなたは、歌うとき、高い音がスムーズに出せますか?

高音が苦手だという人は結構多いです。

 

かくいう私も高音は得意ではありません。もともとは裏声で歌っていたので、地声の音域がとてつもなく狭く、びっくりしました。

 

では、そんな高音恐怖症に陥ってしまう人はどのように脱却すればいいのでしょうか?

実は、高音を出すというのは、メンタルが影響しているのです!

えっ?メンタルと高音ってどういうこと?って思いますよね。

 

これは、歌が苦手な人にも共通しているのですが、心の部分で声を出すことを躊躇してしまうのです。実際どのような感じなのかメンタルと高音の関係についてみてみましょう。

 

高音を出すときの心理状態

 

 

高音を出すときはどのような心理状態なのか?

例えばこんな感じです。

 

・そろそろ高いところだな!ちゃんと出るかな?(低くならないかな?声がひっくり返らないかな) →不安

・あぁ~もうすぐ高いところだけど、はやくも苦しいし、出ないかも? →諦めと疑心暗鬼

・高いところ、声出なかったら恥ずかしいな、カッコ悪いな・・ →不安とプレッシャー

 

などなど、高音恐怖症の人は、とにかく悪いことばかりを想像してしまい、余計に声をこわばらせてしまうのです。

 

例えば、遊園地でジェットコースターが苦手な人が、乗らなくてはいけなくなったとき、並んでいる間の心理状態はどうでしょうか?

恐らく、怖いなぁ、もしチェーンが外れて落ちちゃったら・・・?など

→それはオーバーに考えすぎですが(笑)

 

こんな風に心は悪い方向を意識してしまいがちなんです。

ところが、逆に好きな人はどうでしょう?

 

楽しみだなぁ、あの落ちるときのスリルがたまらないんだよね、など心はワクワク感でいっぱいでしょう。

 

同じことをするのに、好きか苦手かだけでここまで心の状態が違うのです。

でも、同じ人生なら、後者の楽しむ方が得じゃないですか?

 

ありもしないことを心配するよりも、成功体験を考える方が心は安定します。

 

ここで、重要なのが、不安や嫌だなと思う気持ちを、一回捨てて、嘘でもいいので、楽しいことを考えてみてください。

 

すると、とたんに喉に余計な力が入ることなく、心がリラックスするはず。

 

私は一時期、心理学のスクールに通って勉強していました。そこで、学んだのが認知行動療法というものです。

 

歌にも活かせるかもと思ったので、どのような考え方をするとよいのか例に出してみますね。

 

高音恐怖症のメンタルの捉え方と認知行動療法による脱却方法

 

 

高音が苦手だという気持ち→それはなぜ苦手なのか?

まずは、なぜ苦手だと思うのか、または過去にその感情をどのようなときに思ったのか紙に書きます。→そのときに近くにいた人、場所、広さなどを思い出しながら、細かく書いていきます。

次に高音が失敗したらどうなるのか?(どのように感じるのか?)

細かく、そのときの気持ち(感情)を紙に書きます。

 

最後に

もしも、同じ悩みをあなたの友人があなたに言っていたら、あなたは何て声をかけますか?

そのときに自分が言うだろうと思う言葉を紙に書いていきます。

 

このときに、あなたが友人にかけた言葉が答えです。

 

例えば、私だったら、こう言います。

『今、高音が出なくっても、練習すればそのうち出るようになるし、そんないきなり出せる人もそうそういないんだし、気にするほどではないんじゃない?』

 

つまり、本人としてはとても気にしていること=悩みというものでも、他者からすれば、意外と大したことないというか、別の視点で物事をとらえることができるのです。

 

認知行動療法は、このように、自分が悩んでいることの詳細を事実として起こったことを事細かに話していき、事実ではなく自分の偏った考え(認知)を見つけて、そこを別の視点からとらえるようにするものです。

気づきを得ることができます。

 

メンタルとは、とても奥深くて、例えば、電車で誰かに見られているということがストレスと感じる人の話をよく聞いてみると、『わたしは知らない人から睨まれた』という話ですが、事実を細かく話してもらうと、知らない人がわたしを見た(目が合った)

というのが実際に起こったことです。

つまり、目が合ったのが事実で、睨まれたというのは、その人の偏った考え(主観的な)により、睨まれたと勝手に脳が判断してしまうのです。

 

気持ちというのはとても複雑で、起こった出来事に対して、その人の捉え方(認知)により、良くも悪くもなってしまいます。

 

もし、同じ目が合ったという事実でも、『見てきた人はわたしに興味があるのかな?わたしの服装がいいと思ったのかな?』など、ポジティブにとらえる人もいるのです。

 

これも、歌と同じで、高音が苦手という人は、別にそこまで意識していない人よりも、高音に対して意識をしているので、苦手といっている時点でマイナスなメンタルとなっているのです。

 

とはいえ、なかなか、そのメンタルを変えるのは難しいのも事実です。

 

ただ、一つ言えるのは、できない!と思うよりは、テニスの松岡修三さんみたいにできる!と思って練習した方が脳的にも良いのです。

 

なので、高音恐怖症の人は、まず自分を冷静に見つめなおし、高音に対する気持ちを変えていきます。

そして、成功体験をなるべく想像して、気持ちを高めます。

 

高音が怖いという人は、マジメで完璧主義の人も多いので、別にちょっとぐらい出なくてもいいじゃん!ぐらいの軽い気持ちにもっていけると声も解放されていくはずです。

 

音痴で悩む人にも共通していますが、恥ずかしいという気持ちも、やはり声を出すことを躊躇させてしまうので、なぜ恥ずかしいのか?冷静に考えてみると答えが見つかるかもしれません。

 

あくまでも、これは、高音に対するメンタルの調整方法で、心の部分が安定すれば、あとは練習あるのみです。

 

出る!という気持ちだけで何もしなくても高音が出るというマジックではありませんからね(笑)

練習は当然必要なわけです。でも、気持ちの部分で余計な不安がない方が、早く成功するよって話です。

 

心が変われば行動も変わるというように、心が変われば声が変わる!ということです。

 

声とメンタルはとても深く関係しています。

高音や声に対するコンプレックスがある人は、ぜひ一度、自分の心と向き合って意識を変えてみてください。

きっと、いい方向へと変わると思います。

 

 

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