東京・埼玉の出張カラオケレッスン Soulfulカラオケ教室

カラオケが苦手な人も楽しく上手くなれる!カラオケボーカルトレーナーYUKINOのSoulfulなボイストレーニングブログです。

恋していますか?~ラブソングを上手く歌うために必要なこととは?

 

    f:id:kiiyu-soulfulsound:20190923201344j:plain

 

 

こんにちは。

 

カラオケボーカルトレーナーのYUKINOです。

 

今回は歌の中で最も多いテーマとなっているであろう?恋愛ソングについて私なりに思っていることを勝手に書いていきます。

 

いきなりですが、皆さんは恋愛していますか?

今してるよ~って人も、していないよって人も一度は経験あるのではないでしょうか?

 

そう、恋は歌の歌詞に多く使われる永遠のテーマです。

昔の曲でも最近の曲でも恋を歌う曲は多いです。

 

しかも、ちょっと切ない失恋ソングは人気があったりしますよね。

ハッピーな歌もいいですが、なぜか惹かれるのは悲しげな歌だったりしませんか?

 

まぁ歌も声と同様、好き嫌いが分かれますので、一概にはいえませんが、歴代のヒット曲を見てるとそんな傾向がある気がします。

 

私自身も、切ないサウンドの切ない歌詞の歌が好みです。

個人的にヒットしたのは、安全地帯の玉置浩二さんが歌う『ワインレッドの心』です。

 

この曲は、イントロのサウンドから何だか心を揺さぶられます。そして、井上陽水さんが作詞したこの曲は、大人の恋の切ない心情が比喩の表現で上手く使われていて、そこに玉置さんのハスキーな声が見事にマッチして引き込まれます。

 

ラブソングで好きな曲はほかにもたくさんありますが、魂を揺さぶられるような歌を聴くと、鳥肌がぶぁ~っと立ちます。

 

前置きが長くなりましたが、今回は、そんなラブソングを上手く歌うコツをお伝えしていきます!

 

 

歌は心だ!魂のラブソングを歌おう!

 

 

タイトルからしてなんか熱く感じるかもしれませんが・・・(笑)

私は、普通に話しているときはとてもクールな人間でして・・・ある生徒さんに

『先生はあっさりしてるから、こういう恋愛ソング(濃厚な?)は似合わなそう!』

と言われて確かに!って思わず笑ってしまいました。

 

実生活では、そういう熱い恋愛はちょっと苦手ですけど、歌うのは好きです。そう、歌うときだけは別人になれるのです(笑)

 

ドラマで俳優さんが演じるように、歌の世界で演じていくのです。

 

歌うことは表現です。演技と同じです。

セリフに音やリズムがついたものが歌です。

 

なので、こんな私でも歌うことはできますので、恋なんて・・・と思っている人も大丈夫ですよ!

 

 

では、実際にどのように歌っていけばいいのか?

細かくみていきましょう。

 

恋の歌に限らずですが、歌は映画やドラマと同じように、起承転結が描かれています。

一番二番と歌詞があり、間奏が入ったり、サビが何回か繰り返されたり、最後のサビの前に別のメロが入ったりします。

 

例えば、コブクロの『心』という曲でみてみると、この曲は恋愛の曲ではありませんが、恋愛の歌詞としても成立する内容です。

歌詞をよく見てみると、一番は

 

いつから僕たちははぐれてしまったの?

君と一つだった いつも一緒に風を感じてた

 

胸の中の暗がり 湿った段ボールの中に 君を閉じ込めていた

黙って僕を見つめる君が 昨日よりも小さくなってる

 

ここまでがAメロとBメロで、情景を描きつつ、心情を歌っていて、少し暗いトンネルにいるような感じです。

サビも、”僕の方が弱いから”、”君を置いて僕はドアを閉めた”

など、閉塞的な歌詞になっていて、”君”を守れなかった自分を責めているように感じます。

 

しかし、二番になると

 

ぼくらよりも賢い どんなAIも 我を見失ったり もがき苦しみはできないだろう

心はすべてを知ってる そばにいると苦しくて

いっそ逃げるように閉じこもってたのは僕だった

不意にこぼれた涙が 連れ出してくれた

 

星に手を集めて 繋げた光のペンで この空に

世界のどこからでも 見上げれば そこに浮かぶメッセージ

一瞬で描けるのさ 心の中でなら

息苦しい 自分の外側に イメージの扉が開いてる

 

これが、二番のAメロからサビの歌詞です。一番のちょっと後ろ向きな自分を責めている感じから、二番になると、弱い自分を解放していくような情景と心情がサビの明るい比喩で表れているのです。

 

”繋げた光のペン”はまさに比喩ですね。

比喩は結構いろんな曲で使われる手法です。

 

 

何だか歌詞の分析みたいになってしまいましたが、何が言いたいのかといいますと、恋の歌を上手く歌うには、まずはその歌詞を読みこんで、想像することがポイントなんです。

 

この曲では、歌詞に”僕”と”君”という登場人物が出てきます。

 

そこで、僕というのを自分だと思って読んでいくと、僕が言いたいことがサビや最後の方に書いてあったりします。

この心という曲なら、最後のサビの

 

強くなれない日もある 優しくなれない日もあるけど

偽らない君をずっと この胸に抱きしめていたい

心が生きているなら 誰も一人じゃない

 

特に、心が生きているなら~の部分が一番言いたいところなのかなと思います。

なぜなら、コブクロさんがこの部分をかなり力強く歌っているからです。

 

この曲、すっごくいい曲なので、ぜひ聞いてみてください(謎の宣伝?)

福士蒼汰さんと工藤阿須加さん主演の『ちょっと今から仕事やめてくる』という映画に使われています。

 

 

そして、もう一つのポイントが、誰に伝えたいか?を明確にすることもラブソングを上手く歌うために必要なことなんです。

 

誰に向けて歌うかを明確にすることで、伝えよう!伝えたい!という思いが強くなり、自然と歌が生きてきます。

 

歌が生きてるなんて、比喩の歌詞みたいでカッコよく言ってますけど(笑)

 

その歌詞を生かすか殺すかは、歌うあなた次第なのです。

 

同じ 『ありがとう』でも心がこもっているありがとうと、棒読みに読んだだけのありがとうは全く聞こえ方が変わります。

 

バリバリに恋愛をしていなくても、歌の世界でその登場人物になりきり、”君”や”あなた”に向けて歌うことで、おのずと心が入っていきますよ。

 

 

とはいえ、結構ラブソングって、ストレートな歌詞の曲だと恥ずかしいものですよね。

私も、先ほどご紹介したワインレッドの心みたいな比喩を使ったふわっとした雰囲気の方が好きで、歌いやすいのですが、例えば西野カナさんの『会いたくて会いたくて』のようなストレートな歌詞のラブソングは実は苦手です。

 

前に高校生の生徒さんが西野カナさんを歌っていた時は、女の子らしい乙女な曲で可愛いなぁと思っていましたが、自分が高校生の時に好きだったのは、乙女な曲よりも今と変わらず渋めの?系統の歌だったのです。

ということで、人それぞれの性格や共感できる背景も違うので、自分にしっくりくるラブソングを歌いましょう。

そう、恋愛ソングには、大人向けな曲や学生向けな曲もあり、様々なのです。

 

 

前に、

www.karaoke-soulfulvoice.com

↑の記事にも書きましたが、歌詞を一度口に出して読んでみることもおすすめの練習です。

 

もちろん、ただ読むのではなく、感情を入れて、誰かに聞かせるように読むことがポイントです。

 

 

ラブソングをマスターして、聞いている人を感動させちゃいましょう!!

 

 

Soulfulカラオケ教室では体験レッスンをおこなっています。

詳しくは お問い合わせ からどうぞ