歌うときの呼吸、おろそかになっていませんか?
どうも、カラオケボーカルトレーナーのYUKINOです。
今回は、カラオケで上手くなれるコツの呼吸編をお送りしていきます。カラオケが上手くなりたい人要必見ですよ!?
呼吸と声量の関係~エコー調節について
突然ですが、皆さんは普段、カラオケで歌うときに、呼吸を意識していますか?
カラオケは、マイクがあり、エコーもかかるので、意外とあまり呼吸を意識しなくても普通に歌えてしまいます。
声が小さければ、マイク音量を上げて、ミュージックを下げるとか、エコーを大きめにすると声が広がります。
しかし、もし、カラオケでボイストレーニングをする場合は、まずはエコーを低く設定します。なぜなら、エコーが強すぎると、声がぼやけて聞こえてしまい、練習するには不必要なのです。
エコーは10から20くらいでも十分です。30以上になると、かなりかかっていることになります。
ちなみに、機種によっても数値は違うのですが、大体マイクなどのつまみを回すと、画面で数値が出てきます。そして、基本値というものが表示されます。
その、基本値よりも下げると、割と生声に近い音質になるでしょう。
では、本題の呼吸ですが、本来歌うときは、腹式呼吸を使います。私たちが普段している呼吸は、胸式呼吸といって、息を吸うと胸や肩が上がり、お腹はへこみます。そして、息を吐くと、逆にお腹が膨らんでいくような状態になります。
対する腹式呼吸は、息を吸うと、胸や肩は上がらずに、お腹周りが膨らみ、息を吐くと、お腹がへこんでいくような感覚になります。
腹式呼吸は、ボイストレーニングをするときに一番最初に行うべきトレーニングと言っても過言ではありません。
喉を傷めにくくするためにも、また長く声をなめらかに伸ばして、歌うためにも腹式呼吸はとても重要なのです。
胸式呼吸は、一見深く息を吸っているような感覚になりますが、実はかなり浅い呼吸です。一方、腹式呼吸は胸式よりも取り入れられる量が多いので、深い呼吸なのです。
よく、ヨガの呼吸は腹式呼吸を意識して行うと効果が出るといわれています。
腹式呼吸は、歌以外にも、落ち着く効果があるので、緊張したときに腹式をすると緊張が和らぐのです。そして、さらに、血のめぐりが良くなる効果もあるので、健康にも良いのです。
こんないいことづくしの腹式呼吸は、歌にはマストなものなのです。
では、腹式呼吸ってどうやってやったらいいの?という疑問がわきますよね?
腹式呼吸が初めての人のための腹式呼吸トレーニング法を少しだけご紹介していきますね。
腹式呼吸が一番わかりやすい方法
まず、立っている状態では、腹式がわかりにくい人が多いので(特に肩に力が入りやすい人)、その場で寝っ転がってみてください。
そして、お腹に手を置きます。
そのまま、まずは今あるだけの息をふ~っと吐けるだけ吐いてみてください。
すると、お腹がへこんでいくと思います。
もう吐けないというギリギリまで吐いたところで、口から息を吸ってみて下さい。
鼻からでも大丈夫です。
どうですか?
お腹が膨らんでいくのがわかりませんか?
人は、寝ているときは腹式呼吸だといわれています。
なので、この寝ている状態が最も腹式がわかりやすいやり方なのです。
立ってしまうと、最初のうちは、肩や胸が上にあがってしまい、胸式呼吸になりやすいので、注意が必要です。
この呼吸をまずは、何回か練習してみると、だんだん腹式の感覚がつかめてくると思います。
これは、家でも簡単にできるので、腹式をマスターしたい人はやってみてください。慣れてきたら、徐々に体を起こした状態でも同じように腹式呼吸ができるように練習していきましょう。
この腹式呼吸ができるようになると、カラオケで歌うときに明らかに声の通りがよくなり、エコーをそんなにかけなくても声が綺麗に響くようになります。
歌が上手い人は、腹式呼吸で歌っているので、マイク音量を上げなくても、声量があり迫力のある声や、逆に優しい声も出せるのです。
結果、表現力につながっていきます。
以上が、カラオケボイストレーニングの呼吸編でした。
まだまだ、カラオケが上手くなるコツはたくさんあるので、この特集を随時アップしていこうと思います。
腹式呼吸をマスターして、カラオケでヒーローになっちゃいましょう!!