こんにちは。
カラオケボーカルトレーナーのYUKINOです。
医学的なお話の続きで、今回は顎について書いていきます!
あなたは、高音を出すときや声を出すことが苦しいときに顎が前に出ていませんか?
顎が前に出るというのは、意外と自分では気づかず、他人に指摘されないとわからないことです。
歌っているときの顎はどうなっている?
歌っているとき、鏡で口の開きなどは確認できたとしても、顎がどうなっているかなんてあまり確認しませんよね。
歌うとき、発声をしているときに確認してみてください。
顎が前に出ていないかチェックする方法
身長を測るときのように、壁にピタッと頭、肩、背中、おしりなどをつけるようにします。
そして、その状態で声を出してみます。もしくは歌ってみましょう。
どうですか?頭が壁から離れてしまいませんか?
顎が前に出るとどうしても顔ごと前に出ます。
その姿はまるでハトが首を前に振っているときのような・・・(笑)
ハトはいいとして、そもそも、なぜ人は顎が前に出てしまうのでしょうか?
顎が前に出てしまう理由とは?
顎が前に出る理由として、考えられるのは、高い音を出すときです。
高い音を出すとき、その人の合う高さを超えた場合は、苦しくなりますよね。
そんなときに、無理やり出そうとすると、肩や首、喉にも力が入ります。
そして、顎にも力が入ります。音が高いから、顔を上にあげて歌う人も多いのではないでしょうか?
ただ顔を上に向けるだけならいいのですが、大体の人は、顔を上に向けるだけでなく、顎を前に出して上にあげてしまうのです。
顎が前に出ると高音が出やすいという人もいるかもしれませんが、実は顎が前に出ることで高音はより出にくくなります。
顎が前に出ることで起きる弊害とは?
声を出すのが苦しいから、顎を前に出す人は意外と多く、特に男性に多くみられます。私が今まで教えてきた生徒さんの中で顎が前に出る人は男性が多かったです。
顎を前に突き出すようにしてみると、首が伸びて、喉の部分の皮膚が突っ張り、前に引っ張られます。すると、喉に力が入るようになるのです。喉の筋も目立つようになります。
顎が前に出ないようにするトレーニング方法
無意識のうちに、顎に力が入り前に出てしまう人は、癖になっているかもしれません。
なので、意識的に練習をする必要があります。
顎を引く意識をしてみましょう。そのときに役立つのが、先ほどチェックした壁を使うことです。
まっすぐであればどこの壁でも使えます。家でもカラオケでも壁は必ずありますよね。
壁に頭、肩、背中、おしり、足をぴったりつけて声を出す練習をします。
顎を前に出すことが癖になっていた人は、最初はとても声を出しにくく、歌いにくいでしょう。それは、いつも顎の力に頼って声を出していたということです。
徐々に慣れてきたら、壁から離れた状態で歌ったり、声を出してみましょう。
顎が前に出なくなり、顎を引くことで喉は脱力され、顎の力に頼らなくても良い声がでるようになります。
高音で苦しいという人は一度、顎をチェックしてみてください!
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