こんにちは。
カラオケボーカルトレーナーのYUKINOです。
今回は、カラオケでよくあるお悩みの一つでもある、リズムについてお伝えしていきたいと思います。
リズムの重要性
あなたは、リズムをちゃんと聞けていますか?
例えば、歌っていてこんなことが起きたりしませんか?
・気づくと、自分の声の方が後ろの音楽よりも速く歌ってしまい、ずれてしまう。
・逆に、自分の声の方が遅くて、遅れて歌っていて後ろの音楽に追いつかない。
これらのことは、ちゃんと後ろの音を聞けていない証拠です。
カラオケで歌うときに最も気を付けたいことが、リズムと言ってもいいぐらいリズムはとても重要な要素です。
なぜなら、リズムが取れていないと、音も取りにくいからです。
音痴で悩んでいる人の大半は、リズムも苦手な人が多いです。
音がわからないのと同時に、リズムがわからないので、どうやって歌ったらいいのか悩んでしまうのです。
リズムには曲全体のリズムと、言葉(歌詞)のリズムがあります。
まずは、全体のリズムをつかめるように、練習していきます。
カラオケでリズムを取る簡単トレーニング方法
カラオケで好きな曲を流します。
そして、歌わないで音楽だけ聴きます。
ノリのいいアップテンポの曲は、最初からドラムなどリズムがつかみやすいと思います。
一方、静かなバラード曲の場合は、最初はドラムなどのリズムがほとんど聞こえず、ピアノなどとても静かな伴奏です。
どちらにせよ、リズムがあります。
曲に合わせて、手をたたきましょう。
1,2,3,4
4拍子で手をたたいていきます。
慣れてきたら、声を出して歌っていきます。
手をたたきながら、歌うのは慣れないと意外と難しいものですが、リズム感を鍛えるために行ってみてください。
表ノリと裏ノリ
では、リズムが少し慣れてきた人に向けて表ノリと裏ノリの取り方についてご紹介します。
先ほど、1,2,3,4 とカウントしましたが、この1と3だけ手をたたいてみましょう。
例えば、夏川りみさんの「涙そうそう」でやってみるとこのような感じになります。
ふ~るい あ~るば む め~くりー
1 2 3 4 1 2 3 4
赤い文字の部分が1と3の部分です。
1と3でリズムが言葉とマッチしているのがわかります。
1と3で手拍子をとるのは、演歌や歌謡曲に多く、このようなリズムの取り方を表ノリと呼んでいます。
日本人は、表のリズムの方が取りやすいと言われています。
なぜなら、日本人は昔から農耕民族であり、畑を耕すリズムが表のリズムだったということです。
そのため、海外の曲は裏のリズムの曲が多いので、日本人にとっては難しく感じてしまうのです。
逆に海外では、裏でリズムを取ることが得意なのも訳があり、狩猟民族だったからという説があるのです。馬に乗ってみると、「タッタカ タッタカ タッタカ」と裏のリズムなのです。
特にゴスペルやR&Bなどを歌う黒人は、生活そのものがリズムと言ってもいいぐらいリズムで生きています。
歩くのもリズムなのです。
そのため、日本人よりも黒人の方がリズム感があるのがわかります。
続いて裏ノリの練習をしてみましょう。
先ほどの涙そうそうを2と4で手をたたきます。
1と3に比べて、曲の雰囲気が変わったと思いませんか?
洋楽などは、2と4でリズムを取るようにすればかっこよくなります。
リズム上級編
1,2,3,4の4拍のリズムが基本的には多いですが、リズムは細かく取ることが出来るようになるとさらにリズム感がつきます。
それが裏拍です。
1,2,3,4を
1と2と3と4
とリズムを取るのです。
「と」の部分が裏拍です。
つまり、1 と 2の間に刻まれるリズムが裏拍です。
では、この裏拍のリズムを取る練習をしてみましょう。
以前、ご紹介したメトロノームのアプリを使います。
速さは、ゆっくりめの60で設定します。
メトロノームが鳴っていない時に手をたたいてみましょう。
これが裏拍の取り方です。
もしくは、誰かに1,2,3,4と手をたたいてもらい、自分は相手が手をたたいたらすぐに手をたたきます。
イメージは、餅つきです。杵で餅を突く人が表拍、返し手が裏拍です。
これこそリズムです。裏のリズムが取れなければ、手が餅と一緒に突かれて大変なことになってしまいます(笑)
このように、裏拍を意識してカラオケを聞いてみることもリズム強化のトレーニングになります。
道具は何もいりません。リズムが気になる人はぜひ練習してみてください。
Soulfulカラオケ教室の体験レッスンはお問い合わせからできます。