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カラオケが苦手な人も楽しく上手くなれる!カラオケボーカルトレーナーYUKINOのSoulfulなボイストレーニングブログです。

モノマネで声帯を鍛えよう

 

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こんにちは。

カラオケボーカルトレーナーのYUKINOです。

 

最近、テレビではモノマネ芸人の方が多く出ていますが、皆さんよく特徴を捉えているなぁと思います。さすがプロですよね。

 

ものまねについては、過去に音真似のすすめという記事を書いていますが、今回は人の声の真似をすることで、声帯を鍛えようという内容を書いていきます。

 

声って人それぞれ違いますが、大体種類が決まっていて、特徴があります。

 

以前、歌声の種類についての記事を書いたのでそちらも見てみてください。

www.karaoke-soulfulvoice.com

 

今回は、ものまねということで、比較的やりやすい人の声をご紹介します。

 

 

モノマネをしやすい人の声の特徴と出し方

 

 

1 志村けんさんのアイーンの声

 

皆さんご存知、大御所芸人の一人の志村けんさんです。志村さんはご自身で様々な役柄を演じていて、有名なのはバカ殿や、変なおじさん、ひとみ婆さんなどですよね。

 

そんな志村さんの声は、真似をしやすい人の一人かなと思います。

出し方は地声で、鼻にかけて口の中を狭くします。イメージは顔の手前で声を出す感じです。

 

文面だととてもわかりにくいのですが、簡単なやり方は、顔を志村さんのアイーンの表情で出すといいでしょう。アイーンのイ~と出すときの口の中は平べったく、狭くなっていると思います。

 

ものまね芸人の方々も顔の表情がとても豊かです。歌もそうですが、顔の表情ってすごく大事です。顔の表情一つで、声色が変わるのです。

 

日本人はあまりオーバーリアクションの人は少ないですが、外国人のように顔の表情を豊かにすると表情筋も鍛えられます。

 

モノマネ界で有名なコロッケさんは特に表情が凄いですよね。一見ふざけすぎているようにも感じますが、その技術はかなり高度です。

 

歌わずに踊ってパフォーマンスをする渡辺直美さんも圧巻の表情です。

声を出していないのにまるで、本当に本人が歌っているかのような顔で何度見ても笑ってしまいます。

 

ちょっと話が脱線しましたが、志村さんの声を真似してみると、喉を狭くする感覚がつかめると思います。そして、少し鼻にかけることもポイントです。

このパターンの人の声はほかにもいます。

 

例えば、オードリーの若林さんの声もこの部類に入ると思います。志村さんよりはもう少し柔らかみを足すと良いです。

 

この声の出し方をすることで、地声の閉鎖筋を鍛えることになるので、特におすすめなのは声が抜けてしまう人や地声が弱い人はこの出し方を真似すると良いでしょう。

 

逆に、地声が強い人は、閉鎖筋も元々強いのでこの出し方をやりすぎると、余計に力が入ってしまうので注意が必要です。

 

2 和田アキ子さんの深くて響く太い声

 

和田アキ子さんといえば、Mr.しゃちほこさんが真似をしていますよね。しゃちほこさんは、ミスチルの歌も歌っていますが、本人と間違えるほど似すぎていて驚きました。

和田アキ子さんは、声が太くて響く特徴を持っています。

 

声の出し方は、先ほどの志村さんの真逆で、口の中を広くしてあくびの口を作ります。

声を後ろの方で出すイメージです。これもまたわかりにくいので、歌で真似するといいと思います。

町はいま~ 眠りの中~ あの鐘を~

鳴らすのはあな~た~

 

『あの鐘を鳴らすのはあなた』を歌うことで特徴を捉えることができます。

常にあくびをするような喉で、口の中を広く保ち、母音を滑らかに発音するようにします。その時に母音のオで全て歌うようなつもりで出すと、太くて深い声になります。

 

本人の歌っている映像を見てもらうとわかりますが、すごく口を開いていますね。口を縦に開けることもポイントです。

この出し方をすることで、地声の響きを良くして、声帯の筋肉を鍛えることができます。声がのっぺりする人や、声量がない人におすすめの出し方です。

 

 

3 ミッキーマウスの太めな裏声

 

人ではありませんが(笑) ミッキーもよく真似しやすい声の一つです。

この声は裏声の筋肉を鍛えます。出し方は、和田アキ子さんのように口の中を広くしたまま、裏声を出します。そして、声の方向は後ろ気味で、上に響かせるイメージです。

 

裏声を出すときの筋肉は、高音強化に必要不可欠なので、高い声を出したい人におすすめです。

 

4 目玉の親父の細くて鋭い裏声

 

これも人の声というか、ゲゲゲの鬼太郎のキャラクターの声ですが、この声の特徴は甲高く鋭いことです。

出し方は、裏声は裏声でも、ミッキーよりももっと声を細くします。口の中を狭くして1の志村さんの声の感じで、裏声を出すと目玉の親父の声になります。

この出し方も、1と同様、顔の手前で声を出しているイメージです。

 

裏声の筋肉と地声の閉鎖筋を同時に鍛えられるので、高音が出したくて、特にミックスボイスが出したい人はおすすめです。また、声に芯を作りたい人にも良いです。

 

 

他にもいろいろなパターンの人の声がありますが、今回はこの辺で・・・

 

私個人としては、ちびまる子ちゃんが好きで、よく出てくるキャラクターの声の真似を一人でやっていました(笑)

特に、真似しやすいのが、藤木君と長沢君です。あと野口さん。

先ほどの声の特徴の応用編でいうと、藤木君の声がミッキー系の低音裏声です。ミッキーよりもさらに響きを深め(暗め)にして、鼻にかけます。

長沢君は、低音の志村けんさんを出すような感じです。少し鼻にかけながら声を奥で出すと、ベストです。

 

野口さんは、同じくミッキーの出し方で、藤木君よりも声を浅めに出して少し鼻にかけます。これらは、私なりの捉え方で見出した声の出し方です。

 

もともと裏声が出ていたからか、裏声系のものまねばかりしていた気がします。

最近、IKKOさんの真似をしているチョコレートプラネットさんも、よく特徴をとらえてますね。あの声もミッキー系の応用(地声寄り)で出せますよ。

 

モノマネのポイント

 

 

ものまねのポイントは、口の中の空間の作り方と、どこに響かせるか?が肝心です。

口の中の空間を広くとれば、声が深い感じになりますし、狭くすれば平べったい声や可愛い声、面白い声などになります。また、響かせるのがどこかにより、声が変わります。

 

鼻に響かせれば、美輪明宏さんのような声やタレントのYouさんなど、胸の方で響かせれば、麒麟の川島さんやボビーオロゴンさんなど低音ボイスの声が出ます。

 

ちなみに、声を鼻にかけるとほとんどの人の声の真似ができると思います。

 

浜崎あゆみさんの声もそうですね。そのほかにも少し特殊ですが、高めの声で鼻にかけつつ声を胸の方に響かせて深くすると井上陽水さんになります。逆に低めの声で鼻にかけつつ声を狭く浅くすれば、武田鉄矢さんになります。

まさに、芸人さんのりんごちゃんのものまねレパートリーですよね。

 

このように、様々な声の真似ができると声のバリエーションが増えて、歌の中でも活用できます。また、声帯周りの筋肉を鍛えられるので、ボイトレ的にもおすすめです。

 

普通のボイトレに飽きたら、このようなモノマネをやってみてください。

 

 

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