東京・埼玉の出張カラオケレッスン Soulfulカラオケ教室

カラオケが苦手な人も楽しく上手くなれる!カラオケボーカルトレーナーYUKINOのSoulfulなボイストレーニングブログです。

歌声の種類と使い方

 

                f:id:kiiyu-soulfulsound:20170927111214j:plain

 

こんにちは。

カラオケボーカルトレーナーのYUKINOです。

 

すっかり秋めいた気候になってきましたね。

秋は、季節の中で一番好きです。

 

意外と夏の間、喉の不調を感じている生徒さんが多かったのですが、最近は喉が夏の間に比べて良くなったという声があります。

 

やはり、夏は暑いからか、クーラーの効いた場所で過ごすことが多いことや、寝ている間もクーラーを使用しているなど、喉の乾燥を招くことが多いんですね。

これから、やってくる寒い冬も暖房に注意が必要です。

 

喉には程よい水分補給と、湿度があると良いですし、風邪などのウイルスからも守ってくれます。乾燥時にはマスクの着用をおすすめします。

 

では、今回は声の種類と使い方についてお伝えしていきたいと思います。

先日、テレビでものまね番組が放送されていました。

ものまねができるとカラオケなどで盛り上がりますよね。

 

ものまねが上手い人は、声を扱うことがとても上手いので、歌が上手い人が多いのです。

 

例えば、お笑い芸人の友近さんは、いろんな人のまねをされていますが、歌もお上手ですよね。

声を響かせる場所や、喉の使い方を変えることでいろんな声を出すことができるのですが、声の種類を私なりにまとめてみました。

あなたの声はどの種類にあてはまるでしょうか?

 

歌声の種類と特徴

 

 

1 厚みがある太くて深い響く声

 

例えば、和田アキ子さんの声を想像してみてください。とても太い迫力のある声ですよね。こういった声の人は、響きが良いので、舞台役者の人や、演歌歌手の人に多いです。

ポップスでいうなら、女性はドリカムの吉田美和さんや、福原美穂さん、絢香さんなど。男性はコブクロの黒田さん、福山雅治さんなど。

 

2 息が多めのソフトな声

 

この部類の声の人は、バラード曲向きで、非常に柔らかい声を出しています。

声よりも息が多く、例えば宇多田ヒカルさんや、徳永英明さん、スガシカオさんなどが当てはまります。

声が柔らかいので、響くというよりは息で抜く特徴があります。

語尾で息をふわっと吐きだして終わるような歌い方です。

 

3 鼻に響く声で芯があり、綺麗な声

 

1の声の人の逆の声質の人です。

主に女性が多く該当します。

例えば、ZARDの坂井さんや、いきものがかりの吉岡さん、華原朋美さんなどです。

特徴は、声が綺麗で、芯があること、鼻に響きます。

1の声の人と同じ音を出していても、こちらの声の人の方が高く聞こえるのも特徴の一つです。

 

例えば、カラオケで歌っている際に、こんな経験はありませんか?

思ったよりも高いな思ったよりも低いな

と。

 

それは、声質による音の聞こえ方の違いにあります。

声が高く聞こえる歌手は、声が細めの傾向があり、逆に声が低く聞こえる歌手は、声が太いのです。

 

これはとても不思議なのですが、同じ音でも声の太さにより聞こえ方が変わるんです。

 

このことを活かすとものまねもうまくなります。

また別の機会に記事を書いていきたいと思います。

 

4 軽く明るい響きの声

 

こちらの声は、アイドル歌手の方に多い声です。

声がとてもクリアで明るいので、ポップな曲に向いています。

例えば、AKB48さん、SMAPさん、嵐さんなどです。

 

以上が、声質を大きく分けて4つに分類してみました。

細かく分けると、もっとありますが、大まかな分類です。

 

この声の特徴を知っておくと、歌うときに役に立ちます。

もちろん、元からの声を変えることは難しいですが、出し方を変えて寄せることは可能です。

 

では、今から上記に書いた4つの声を出すには、どのように出したら出るのかをお伝えします。

 

種類別 声の出し方と合う曲

 

 

では、まずは1の声の出し方からみてみましょう。

 

1 厚みのある太くて深い響く声の出し方

 

 

大きなポイントは、喉の開け方です。

あくびをするように喉の奥を開くようにします。その状態で、口を縦に開き、オで伸ばして声を出してください。

オ~~~

と長く伸ばします。

その時に胸に手を当ててみてください。

しっかり響きがあれば、かすかに振動していると思います。

胸に響く声が、太くて深い声を出す基本になります。

 

イメージは、宝塚の男役の声を出す感覚で、胸に声を響かせてみましょう。

比較的、男性はもともとこの声質の方が多いですが、女性は少ないので、バンドサウンドのようなノリのいい歌で、パワフルに声を出したい人や、男性曲を歌いたい人におすすめの出し方です。

 

2 息が多めでソフトな声の出し方

 

 

ポイントは、その場で大きなため息をはいていきます。

次はそのため息に声を乗せていきましょう。

ハァ~~

という感じです。

 

吐いた息に声を乗せる感覚が、この声の大きなポイントです。

慣れてきたら、息を長く吐きながら声も長めに伸ばしていきます。

お腹がプルプルしてきませんか?

 

息を多く使うので、必然的に息を吸う量も多くなります。

この声質の歌手は、歌の間でブレス(息を吸う)をする音がよく聞こえてくるのも特徴です。

柔らかい声が最大の魅力なので、しっとりと歌い上げるバラード曲や、フェイクが多いR&Bの曲などが合います。

 

 

3 鼻に響く声で芯があり、綺麗な声の出し方

 

 

鼻に手を当てて、ハミングをします。

ハミングとは、鼻歌のような「ん~~」という出し方です。

その時に鼻に振動を感じると思います。

 

その響きを感じたまま、徐々に口を広げて、ナに変えます。

これが、鼻に響く声の発声です。

 

鼻に響く声は、とても聴き心地が良い声とも言われるので、アナウンサーの声や電話でいつもよりも少し高めに出すときの声も、同じ出し方をしているのです。

 

ポップスなら大体どの曲でも合います。

ただ、演歌や、壮大なバラード曲だと、この声の出し方では迫力が足りず、少し物足りなく感じるかもしれません。

 

4 軽く明るい響きの声の出し方

 

 

ほっぺたを上に持ち上げるように笑顔を作ります。

笑うと自然と、口角が上がり、ほっぺたも上に上がりますよね。

 

その状態で、ア~~

と声を出します。

 

明るいクリアな響きを作るには、口角が上がることと、笑うような表情で前歯を見せることがポイントです。

 

すると、口角が下がって、口があまり開いていないときよりも、声が明るく高く出やすいことを実感できると思います。

 

合うのは、アイドルの曲やアニソンです。スマイルで明るく歌うことがポイントです。

 

 

以上が声の種類別の出し方でした。

このように、声は種類があり、その声質により合う曲があること、そして、出し方を知れば、声を変えて曲の雰囲気に合う歌い方ができるようになります。

 

これは、もちろん、発声の基礎があってからの応用編となりますが、声が自由に扱えてコントロールできるようになると歌のバリエーションが増えて楽しいですよ。

 

あなたが好きなアーティストは、どの声のタイプなのかを知っておくと、歌うときに参考になりおすすめですよ。

 

 

Soulfulカラオケ教室では、より細かく歌い方や発声をレッスンしています。

体験のお問い合わせはこちらから。