あけましておめでとうございます。
カラオケボーカルトレーナーのYUKINOです。
2018年の始まりですね。
さて、2018年最初のブログですが、今回は滑舌について書いていきたいと思います。
皆さんは、自分の滑舌についてどう思いますか?
滑舌とは、読んで字のごとく、滑らかな舌なのですが、この滑舌が悪いと、自分の言いたいことが相手に上手く伝わらなかったり、聞き返されたりします。
では、この滑舌をどうしたらよくできるのかを今回はお伝えしていきます。
滑舌に悩んでいる方や、歌で表現力を上げたい方などご覧ください。
滑舌を良くする舌のストレッチ
まず、滑舌が悪い人には、以下のような特徴があります。
1 舌の動きが悪い
2 舌が極端に硬い
3 ラをうまく発音できない、もしくはサ行など特定の行が言いにくい
どうですか?
滑舌が悪い人は、舌の動きが悪く、舌が固まっている人が多いです。
歌うことは、歌詞をメロディに乗せるということですが、肝心の言葉が滑舌が悪いことにより、歌の魅力が半減してしまったり、舌の余計な力により高音が出にくくなったりするのです。
では、そんな舌をどのように柔らかく滑らかに動くようにするのか?
体と同じように、舌も動かすことで、ほぐれていきます。
つまり、舌が硬い人は、普段あまり舌が動いていないので、あえて動かすことで舌を柔らかくさせることが大事です。
では、舌をほぐすことができるストレッチをご紹介します。
1 ラララ・・・を声に出す
ラララララ・・・とずっと声に出して続けてみてください。
滑舌が悪い人は、ラをうまく発音できない人が多いです。
ラがナにならないように気を付けましょう。
自分の言えるスピードで、慣れてきたら徐々にスピードを上げます。
このトレーニングは、舌が疲れます。なぜなら、ラ行は特に舌を使う発音だからです。
2 舌全体を口の中で回す
舌を、口の中で大きく回すことで、舌の動きをほぐします。これも何回か行うと疲れてきます。
普段、いかに舌を使っていないかがよくわかります。
3 巻き舌をする
これは、以前にもご紹介したストレッチ方法ですが、滑舌を良くするためにも巻き舌は有効です。
巻き舌は、舌が硬いと全くできないので、舌が硬い人はまずは、1のラをひたすら発声する方法で慣らしてください。
舌が柔らかくなると歌も上手くなる!?
舌が柔らかくなることで、歌が劇的に良くなります。
なぜなら、舌が硬いと、声を出そうとするときに舌が邪魔をして、力んだ声になるからです。
声が喉で詰まっているような力がガチガチに入っている歌声の原因は、意外と舌だったりするのです。
舌に力が入りやすい人は、必ずと言っていいほど、高音を出すときに舌が奥に引っ込みます。
もしくは、舌が盛り上がった状態で、喉に蓋を閉めるように塞いでいるのです。この状態はかなり舌に力が入っている状態なので、声が出しにくい人は確認してみると良いでしょう。
なので、舌が柔らかくなれば、声を出すときに余計な力がかからないので、滑らかに声も出て、発音もスムーズになります。
声そのものが柔らかくなるので、言葉も聞き取りやすくなります。
そして、何より、一番重要な歌詞がちゃんと聞く人に伝わるので、表現力アップにもつながるのです。
プロの歌手は、言葉がしっかり耳に入ってきますよね。
素人の歌は、言葉が流れていってしまい、なんて歌っているのか言葉があまり入ってこないことがほとんどです。
素人とプロの違いはそこだと思います。
というわけで、滑舌を良くすることは、舌を柔らかくすることであり、その結果歌も上手くなるというメリットもあるのです。
滑舌が気になる人は、ぜひ舌を動かすトレーニングをやってみてくださいね。
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