どうもこんにちは。
カラオケボーカルトレーナーのYUKINOです。
毎回歌に関する内容を書いておりますが、今回は歌の雑学的なお話をしたいなと思います。
歌は、目に見えないものです。声は発しても目で確認できませんよね。目には見えませんが、耳で確認できます。
ということで、歌が上手くなりたいけど、果して上手くなっているのか?わかりにくいのが歌なのです。
なので、より難しく感じるのが歌の練習ですが、歌を上手くなるために必要なことって何だと思いますか?
感覚と理論
歌はスポーツにとてもよく似ています。
あなたが例えば、ボールを遠くに投げるとします。
ボールを遠くに投げるために、何をしますか?
ボールを遠くに投げるために、どのような工夫をしますか?
きっと、あなたは考えることなく、ごく自然に大きなフォームで、後ろから前へ勢いをつけて投げるでしょう。
これが感覚です。
理論で考えるなら、ボールを遠くに投げるためには、まず手先だけの力で投げてしまうと少しの距離しか届きません。
そのため、手先だけではなく、体全体を使い、右利きなら右手だけではなく体ごと右側を向いて、体を右から左へ体重移動するようにボールを後ろから前へ体を捻るようにして投げると遠くに飛びます。
要は、理論的に考えると、体幹を使い、全身で投げるということです。
このように、感覚で特に考えることなくできてしまうのがスポーツなのです。
そして、歌も同じように感覚で歌えます。
歌は、目に見えないからこそ、体で体感することが重要です。まさに感覚ですね。
音を合わせることが苦手な人が歌を上手く歌うには、正しい音を合わせる訓練が必要です。
最も重要なのが、自分の声を正しい音に合わせるということを感覚で覚えることです。
感覚で!というのが最大のポイントですよ。
音を合わせるというのは、感覚でしか覚えられません。もちろん理論的に頭で音が今どのあたりで出ている、など考えたり、譜面の音符を見ることも良いですが、声帯がどうなっているのか目で直接見えないので難しいのです。
そのため、音を合わせるには、まず自分の声とピアノなどの正しい音の両方をよく聞くことです。
自分の声が正しい音よりも高く(または低く)出ていた場合、違和感を感じたら、しっかり聞けています。自分の方が高い(または低い)のがわかり、次に出すときは調節して音に合わせようとしますよね。
もしも、自分の出している声と正しい音がどちらかが高い(低い)けど、どちらだかわからないという場合はトレーナーの指導の下、レッスンすることをおすすめします。
なぜなら、正しい音が出せるようになるには、正しいジャッジをするトレーナーに付いた方が確実だからです。自己流の場合、間違った音の取り方で覚えてしまうかもしれないからです。
これは、発声も同じで、自己流の発声は意外と危険です。知らない間に喉を傷めてしまう可能性があるからです。
音をしっかり取ること、発声をすることも感覚で体で覚えることができれば、スポーツのようにやればやるだけどんどん上手くなっていくでしょう。
高い声を出すことも感覚です。
先ほどのボールを遠くに投げる感覚に似ています。
高い声を出す=ボールを遠くに投げる
高い声も、口先だけで喉に力を入れても逆に出にくくなります。
ボールを遠くに投げるように、声も体全体を使います。
高い音を出すには、声帯を速く振動させないといけないので、スピードが必要です。ボールを遠くに投げるのも瞬発力が必要ですが、高い音も同じです。
理論的に考えるなら、高音を出すときに声帯はピアノの弦のように、高音になるほど弦が細くなります。音質も低音はド~ンと重く太く聞こえ、高音はピ~ンと細く聞こえますよね。
そして、音の振動が低音よりも速いです。
声帯については、以前の記事でも細かく書いていますので、省略しますが、このように声を出すことは感覚であり、理論でもあるのです。
プロを目指す方や、歌を教える仕事をしたい方は理論も感覚もどちらも必要ですが、カラオケで歌が上手くなりたいという方なら感覚だけでも良いと思います。
というよりむしろ、感覚が最も大事です!!
音楽は音を楽しむと書いて音楽です。
このブログでは、理論も書いていますが、歌は感覚がほとんどなので、文面だけでお伝えすることは限界があるのも正直なところです。
もしも、音を取りにくくて悩んでいる、声が出にくくて困っているなど悩みがある方は、直接指導を受けることができるレッスンが一番わかりやすく手っ取り早いです。
少しでもたくさんの方に歌のレッスンブログとして、コツや楽しさなどをお伝えできればいいなと思い、このブログを書いていますが歌は感覚ですから (しつこい?(笑))
楽しくレッスンしましょう!
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