こんにちは。
カラオケボーカルトレーナーのYUKINOです。
前回、カラオケボイストレーニング発声編を書きましたが、
今回はその続きを書いていきたいと思います。
今や、カラオケは一人で行く方も増えて、練習の場に使っている人も多いのではないでしょうか?
カラオケで簡単にできるボイストレーニング法をご紹介していきますよ。
カラオケボイストレーニング~実践編
ウォーミングアップも終わり、体も喉も温まってきたところでいよいよ本格的に歌います。
まずは、歌いたい曲の最低音(一番低い音)と、最高音をチェックしましょう。
ピアノは家にあるよという人は、家で確かめても良いですが、カラオケで気になったときにぱっと使えるおすすめは、ピアノのアプリです。
今の時代は、すごいですよね。ピアノを持ち歩かなくても、スマホさえあれば音の確認ができてしまうんです。
音の確認ができたところで、まずはその曲の一番低い音を声に出してみましょう。
あいうえおの「あ」で出してみます。
どうですか?出しにくかったり、声が安定しないという人もいるかもしれません。
低音は、一般的には男性が得意で、女性は低音が苦手な人が多いです。これには、声帯の長さが関係して決まってくるのですが、かなり専門的なお話になってきます。
声帯の話については、また別の記事で書いていきますので、今回は省略します。
では、この低音を安定させるために必要なことって何だと思いますか?
低音を安定させて綺麗に出す発声方法
1 どちらか片方の手を、胸に当てます。
そのまま、「あ~」と長めに声を出し、伸ばします。
その時に、胸の振動を感じられれば、声が響いて出せているので良い出し方です。
2 鏡を見て、口の開き具合を確認します。
「あ」は、口が横に開く人が多いですが、横に開くと平べったい声になるので、縦に開くようにします。
「お」を出している感覚に近いです。
3 声に息を乗せます。
低音は特に、女性は出しにくく、声が詰まってしまう人が多いので、まずはため息をつくように大きな息を吐きます。
次に、その息に声も一緒に出していきます。
すると、比較的低い音でも、出しやすくなります。
このように低音を綺麗に出すには、上記のようなポイントがあります。
では、続いて高音の確認です。
高音はいきなり出すことが難しいので、発声方法は変えていきます。
歌う曲の最高音がわかったら、その音を最終地点として、先ほど出してみた低い音から、一つずつ音を上げて出してみます。
ドレミファソラシドのように、一個一個音の階段を上がっていくことで、最終的に一番高い音まで出せるようにします。
途中で、苦しいなとか、出しにくいと感じる音があるかもしれません。
そこが、あなたの苦手な音なのです。
高音を出すのは、ある程度、ボイストレーニングを必要とします。いきなり、楽に高音が出るようになることはまずないです。
中には、元々高音が得意な人も居ますが、大体の人は男性も女性も高音が苦手な人が多いです。
なぜ、苦手なのか?
それは、普段出していない音だからです。
普段使っている声は、いわゆる喋り声ですが、歌はしゃべっているときの声よりも高いですよね?
つまり、普段から高い声を出していれば、声帯が鍛えられて、出るようになり、出していなければ声帯の筋肉が慣れていないので、出しにくく難しいのです。
普段から運動をしている人が、ある程度激しい運動をしてもそこまできつく感じないですよね。
しかし、普段何も運動をしていない人がいきなり激しい運動をしたら、どうなりますか?
確実にきついですし、下手したら体のどこかを痛めるかもしれないですよね。
歌も全く同じで、普段から歌っている人と歌っていない人では、出しやすさが断然変わるのです。
そのため、普段から歌っていない人は、いきなり高音を出すことはとても危険なので、まずはしっかりしたウォーミングアップの後に、低音から徐々に出していくことがおすすめです。
高音を出すときのポイント
低音と同じように高音を出すときのポイントがあります。
以下のようなことに気を付けると出しやすくなります。
1 口を縦に開く
これも低音と同じですが、横に開くと声が平べったくなり、喉が締まったような声になるので、縦に開くことで深い声になり、高音が出しやすくなります。
2 腹式呼吸を意識する
低音も腹式呼吸が大事ですが、特に高い音になると、胸の呼吸になり浅くなってしまう人が多いです。
そのため、高音を出すときは、おへその下あたり(下腹部)に手を当てて、息を上に押し出すようにお腹を押してみてください。
その時に、ふらふらしないように、倒れないようにしっかり立つことが大事です。
誰かに押してもらうとよくわかりますが、意外とふらふらしてしまうものです。高音を出すには、押されても倒れないしっかりとした支えが必要なのです。
上半身には力ががちがちに入る人が多いですが、土台となる下半身でどっしり構えていると安定します。
高音の出し方のポイントはまだまだありますが、歌に必要なのは、体の使い方と声帯の使い方です。
発声は声帯を鍛えることになるので、高音が安定していきます。体の使い方もわかるとさらに声が出しやすくなるでしょう。
実際に一人で練習していると、今、出している声は正しいのかな?など疑問もでてくると思います。
ボイストレーニングは、文面だけでは限りがあるので、伝わりにくい部分もあるので、レッスンを受ける方が意外と声が安定するのが早いことは間違いありません。
Soulfulカラオケ教室では、そんな発声の練習や、細かいことまでレッスン可能です。
ご興味のある方はぜひ一度、レッスンを受けてみてください。
カラオケボイストレーニングの記事を随時、書いていきたいと思います。
発声をマスターしてカラオケを極めましょう!!