こんにちは。
東京もすっかり真冬の寒さで、ついに4年ぶりの大雪が降りましたね。
どうも、カラオケボーカルトレーナーのYUKINOです。
さて、今回はシリーズで何回かに分けてお届けしていきますよ。
歌い方テクニックについてです。
歌い方って、人それぞれあるとは思いますが、基本的な歌唱テクニックをお伝えしていきたいと思います。
しゃくりを使おう
カラオケで採点機能を使ったことがある人はご存知かもしれませんが、しゃくりと呼ばれるものです。
しゃくりって何?という人のために簡単に説明しますね。
しゃくりとは?
音を少し下からすくい上げるように声を出すことです。
わかりやすく例を出すならば、美空ひばりさんの「川の流れのように」のサビ部分で、
「あ~~あ~ かわのながれのようにぃ~」
と歌っています。
その「あ~~あ~」の部分がしゃくりを使っているのです。
特に「あ」の二つ目がかなり下から音をすくい上げて歌っています。
しゃくりが入ることで、より言葉が立体的になり、より厚みのある歌声になるのです。そして、何よりも感情がのります。
普通に「あーあー」とまっすぐに音を出していたら、どこか味気ない平坦な印象の歌になってしまいます。
このしゃくりのテクニックは、特に演歌や、歌謡曲にも多く使用されますし、ポップスの曲にもよく使われます。
では、しゃくりはどんな時に使うのか?
しゃくりの使い方について
しゃくりがよく使われる曲は、ゆっくりなバラード曲に多いです。もちろんテンポの速い曲でも使われていますよ。
どこで、使うのかというとパターンがあります。
①言葉の始まり
②言葉の途中
③言葉の語尾
この3つが主にしゃくりが出てくる箇所です。
では、しゃくりをどういうふうに出すのか?
同じく美空ひばりさんの「川の流れのように」を例に説明します。
Bメロ部分の
「でこ~ぼこみちや まがりくねったみち」
ここでは、しゃくりがどこで使われていると思いますか?
しゃくりの部分を母音で表すとこんな感じになります。
「でこぉ~ぼこみちや まがりくぅねぇったみち」
こうしてみると、しゃくりが使われるときの特徴があるのです。
言葉が伸びるときや、言葉がつながっている中で音が上がるときにしゃくりが使われています。
しゃくりの出し方は、「でこぉぼこみちや」の場合、「こ」で使っていますが、「こ」の部分で音が上がります。
母音の「お」を出しながら、音を上にずらしていくような感覚です。言葉で説明するのは、難しいですが、例えるなら消防車のサイレンの音です。
うぅ~~
よく聞いてみると、下から上に音がつながった状態で上がっています。
これが、しゃくりの感覚です。
意外と、しゃくりは知らずに使っている人がほとんどなので、好きなアーティストの歌い方をよく聞いて真似をすれば、自然と身につくテクニックです。
しゃくりを上手く駆使してカラオケを楽しみましょう!!
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