東京・埼玉の出張カラオケレッスン Soulfulカラオケ教室

カラオケが苦手な人も楽しく上手くなれる!カラオケボーカルトレーナーYUKINOのSoulfulなボイストレーニングブログです。

ボーカルインストラクターになってから

自己紹介⑤ ~歌は奥が深い

 

 

悶々としていた私に一筋の光が見えたのが今の仕事の元となるインストラクターの仕事でした。

人に何かを教えることをそれまではしたことがありませんでした。ただ、販売の仕事で新人さんに仕事を教える係をしていたことがあり、その時に教えることの楽しさを感じたので、好きな歌を教えられるならそれこそ楽しいだろうと思ったのです。

 

歌というのは、とても感覚的なものであり、料理のように作ったものが目に見えるわけではありません。スポーツなら、このフォームがこうなってああなって・・・と目に見えてわかりやすいですが、声の出し方はとても感覚的なものであり、喉の形や声帯がどうなっているのかが見えないからこそ難しいです。

 

実際に私も感覚で地声を出した一人です。あの時に今ぐらいの知識があったら、また違っていたでしょう。

 

また、ボイストレーニング業界も最近やっと、科学的な発声理論が提唱されるようになりましたが、前はもっと感覚的でお腹に力を入れるとか、頭から声が抜けるようになど抽象的な教え方が主流だった気がします。

 

私は、ボーカルインストラクターになり、試行錯誤しながらボイストレーニングやボーカルスタイルを学んでいきました。

実際に生徒さんがついてからも、毎回いろんなことをレッスンで試してはうまくいったり、失敗したり。

 

教える仕事は、常に勉強が必要です。歌うことが感覚だった私は、理論的にも教えられるように、たくさんのボイストレーニングの本を読み、たくさんのボイストレーナーのレッスンを受け、歌の勉強を始めました。

 

そうしていくうちに、自分がわからなかった地声や裏声の事がわかってきたのです。また、大きく変わったのは、腹式呼吸を理解することができたことです。

 

腹式呼吸って歌に必要だと知ってはいたものの、専門学校時代には腹式の感覚がよくわかっていませんでした。

そもそも、私は地声を出すことに精いっぱいで、呼吸のことなんて考えてる余裕がありませんでした。

 

声量が少ない(声が小さい)、声が長く伸ばせない、高い声が出にくいという人は、腹式呼吸をマスターしてみてください。

上記の人たちに共通することは、息が浅いということです。つまり、腹式呼吸ではなく、胸式呼吸なのです。

 

胸式呼吸は、普段なにげなくしている呼吸が胸式です。ラジオ体操で最後にやる深呼吸もそうです。思い切り息を吸っているので、腹式のような気がしますが、胸式呼吸です。

 

腹式呼吸が頭でも体でもわかってくると、声が出しやすくなります。私の場合は、地声の音域をさらに広げることができるように。

 

自分も教えながら、自分も学び、学校に通っているときよりも勉強していました。

 

ボーカルスクールで9年ほど教えて、本当にたくさんのいろんなタイプの生徒さんと出会いました。小学生から80代の方まで幅広い年齢層の生徒さんと出会い、歌を教えてきて、生徒さんが成長していく姿を見たり、歌が楽しくなった、上手くなれたなど喜びの声も頂き、本当にこの仕事をしてきてよかったと思う日々です。

 

そんな私が、今年、新たにカラオケレッスンをスタートさせることとなり、このブログを始めることにしました。そして、今までの知識や経験をもとにブログを書いていきたいと思っています。

 

ここまでが、私の自己紹介でした。

 

お読みいただきありがとうございました。これからもボーカルレッスンや歌に関することなど随時更新していきますので、よろしくお願いします。